トモーヌのひとりごと

レゴや音楽、政治などを扱う雑記ブログ

どっちもどっち論を安易に使うのは間違いである

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誰かと誰かが争ったり、国会答弁やSNS上の炎上ネタなどで「喧嘩両成敗」とか「どっちもどっち」という言葉が使われることがあるのですが、私としていくつか疑問があります

正論のように扱われているようだが、決して真実を明かす言葉では無いのですよ

正しい使い方は?

この手の言葉を使う時は喧嘩や口論の場合が多いですよね

あとはイジメ問題や差別問題でも使う事があります

 

喧嘩の場合だと先に仕掛けた側が悪いのは確かなのです

手を出さなければ殴り合いに発展しなかったというのはよくある話

しかし反撃してしまうと同じく手を出した立場になってしまいますので「喧嘩両成敗」「どっちもどっち」という言葉を使われて終わりになります

このパターンだと手を出す行為が刑法に触れるので適用可能かと思われます

無論、原因究明は必須です

 

次に口論の場合ですが、侮辱罪や名誉毀損に当たるのであれば喧嘩と同じく適用されるでしょう

しかし特に法に触れる発言が無かった場合はどうでしょうか?

このパターンだと仕掛けた側が問題になりますので「どっちもどっち」を成立させるのは無理があります

まず何故こうなったかを話し合う必要がありますし、その上で先に仕掛けたほうが謝罪すべきなのです

 

イジメ問題の場合は「いじめられるほうにも原因がある」って考えがある場合に使いますね

これは間違っていると断言します

なぜなら原因があったとしてもイジメを受ける根拠にはならないのですよ

故にイジメを仕掛けたほうが問答無用で悪いのです

 

こうしてみると「どっちもどっち」ってなかなか適用されませんよね

思考停止の恐れあり?

「どっちもどっち」って言葉はその性質上、使用した時点で話が終わってしまいます

問題が起きた経緯を確認してから「原因はどうなのか」を考えるのが本来あるべき話なのに途中で打ち止めにしちゃうわけです

もしかしたら経緯を確認して「え?これじゃあそっちがダメだよ」ってジャッジが変わる可能性だってあるわけよ

 

そもそも「どっちもどっち」って言葉を使う人は、当事者ではなく第3者が言う事が多いですね

どちらにも属していないので好きな発言が出来る立場です

言い方を悪くすると「責任持たなくていい人」なのですよ

 

言い争うAとBがいたとして、関係ないCが「どっちもどっち」と発言したとします

AとBは黒か白かを決めたいわけです、つまりゴールがあるんですよ

そこへ関係の無いCが「どっちもどっち」と発言し終わらせようとします

その結果「なんでこうなったか」という核心に迫る未来が潰えるわけですよ

これで誰が得をするのでしょうか?

もし真実がAに非が全く無い被害者だった場合、「どっちもどっち」は理不尽なものになりますし蟠りを残します

 

まあ「不毛な争いをやめさせたい」という意見は理解できますが、安易に終わらせると理不尽な結果を受け入れなければいけない人が発生します

これって良い事だと思いますか?

私はそう思いません

 

次にAとBのどちらが悪いか判断が難しい場合です

「これならどっちもどっちが適用されるだろ」

そう思うかもしれませんが、よく考えましょう

基本的に五分五分という言い争いは珍しいと思います

大概どちらかに偏ることが多いです(経験上)

でもお互いヒートアップしていて水掛け論状態になると「経緯も分からないしどちらが正しいか分からない」という状態なわけですよ

なのでCはここで発言するなら

「俺は内容よくわからないからジャッジ出来ないけど、まず2人ともちょっと落ち着いて話し合おう」

これが一番妥当な回答かなと思います

なぜならこう発言すれば「終わり」にしていないので「問題の全体像がどうなのか」とか「原因はなんなのか」などなど核心に迫る方へシフトしていけるからです

「喧嘩両成敗」とか「どっちもどっち」をここで使えば原因を突き止める歩みが止まってしまい有耶無耶で終わってしまうのです

 

一言で言うなら

「その言葉使ったら考える事をやめるのと同じだよ」

って事です

まとめ

言葉って使い方次第で人を傷つけますし人を救います

安易な発言は無責任だけでなく物事を有耶無耶にしてしまう危険があるのですよ

なので「どっちもどっち」って安易に使わずに「ちょっと落ち着け、原因は何なのだ?」って聞きましょう

その上で話し合いを進めていけばよいのです

 

物事の序盤で「どっちもどっち」を使うのは議論放棄です

もし正論であると思い込んでいるのであれば、それは恥ずかしいことであると理解してください