トモーヌのひとりごと

レゴや音楽、政治などを扱う雑記ブログ

羽生結弦選手が国民栄誉賞!?そして何故か起きる批判について考える

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何かと話題の羽生選手ですが、政府が彼に国民栄誉賞を授与する話が出ているそうですよ

news.nicovideo.jp

って事で普通に考えたらおめでたい話なんだけど、一部で批判が起きているみたい

 

主な批判内容(ツイッター)

  1. 「国民栄誉賞は流石にまだ早いのでは…?って思っちゃう。いや、貰えるだけのことはしてると思うけど…引退後の方が華々しいというか」
  2. 「偉業は立派だ 金メダル凄い。 ただ…二十歳を過ぎたばっかの若者に国民栄誉賞は重すぎやしないだろうか… 」
  3. 「国民栄誉賞のバーゲンセールだな」
  4. 「羽生結弦くんに国民栄誉賞は違う気がする。確かに66年ぶりの連覇は凄いけど、まだまだ若い現役の選手だし。国民栄誉賞を乱発し過ぎて価値が落ちるのもなんだかな。」

 いやいや、、、

お前ら誰やねん(笑)

授与するのが早いって何を基準に仰っているのだ?

って批判している人を批判したくはなるが、ちょっと落ち着こう

過去記事にも書いたけど羽生選手をマスコミが中心に持ち上げ過ぎているし、そこへ安倍総理も参入しちゃうって図になっている

そら「人気取り」って考えもあるかもしれないから、正直国民栄誉賞授与しなくてもいいんじゃない?って感じだわな

本人が「欲しい!」って言うなら貰うべきだが

 

そもそも国民栄誉賞がそんなに重いもので権威があるのかどうかをここで考える必要があるよな

 

国民栄誉賞って何?

簡単に申しますと、内閣総理大臣が「うん、この人素晴らしい!」って思った人へおくる顕彰である

ちなみに1977年(昭和52年)から始まりまったもので、そこまで歴史があるものでもないのです

 

目的が「広く国民に敬愛され、社会に明るい希望を与えることに顕著な業績があったものについて、その栄誉を讃えること」であり、対象は「内閣総理大臣が本表彰の目的に照らして表彰することを適当と認めるもの」だそうでかなり解釈の範囲が広いのだ

最初の受賞者は本塁打王の王貞治選手だ

王さんは中華民国籍なので日本国籍が条件とはならない

授与までの流れ

内閣総理大臣「この人に贈りたい!」

民間有識者「うーん、まあ贈ってもいいんじゃないかな」

対象者「欲しいです!」

国民栄誉賞授与へ

 

こんな流れです、はい

通常であれば内閣総理大臣官邸で開催されるが例外もある(長嶋茂雄さんの場合)

授与者には表彰状及び盾と記念品が贈られます

これまでの受賞者は内閣府で一覧を公開しています

http://www.cao.go.jp/others/jinji/kokumineiyosho/kokumineiyosho_ichiran.pdf

 

ただの政治パフォーマンス?

実際問題、時の政権が「この人に国民栄誉賞を贈りたい」ってなったら出す物なので国民の認識とずれる場合がある

多くの国民が「この人こそ国民栄誉賞を贈るべきだ」と唱えても、政権が「出す予定はありません」ってなると出さないパターンがあります(高倉健さんとか)

評価基準は政権のサジ加減

↑こういう事なので批判が起きてもおかしくありません

授与者は何かしら結果を残した凄い人なのは間違いないわけで、そこへ国民栄誉賞を贈れば政権にとってもプラスの効果が期待出来るわけです

「自分の支持率を上げたくて贈る」って考えがありえるわけだね

 

こう考えると「国民栄誉賞って・・・」ってなっちゃいますね

 

まとめ

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結局マスコミと同じでパフォーマンスの面が強いと思われる国民栄誉賞に価値を見出すかは皆さん次第ですね

個人的には「あんまり価値なさそう・・・」って思っちゃいました

 

日本の賞で権威があるって感じるのが「文化功労者」かなと

これは1951年(昭和26年)からある栄誉ある賞なのよ

 

さあ、皆さんはどうお考えでしょうか?