トモーヌのひとりごと

レゴや音楽、政治などを扱う雑記ブログ

「ふるさと納税」の良い点と悪い点

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ここ数年で流行っている「ふるさと納税」、以前はこの制度に違和感を覚えていました

ふるさと納税する人の考え方を否定する気はありませんし、自分の地元に貢献したいという考えは素晴らしいものです

見方を変えると考え方も変わります

 

問題点は何?

競争激化

最近総務省が問題にしていますが、返礼品が過熱し過ぎて競争が激化していることです

観光資源や特典になる産物がある場合なら地域振興に繋がるので良い点もありますが、全ての自治体がそうではなく競争に負ける自治体も出てきます

返礼品が過熱という事は自治体が企業のように出資を集めているようなものですので、本来のふるさと納税の考え方から外れているんじゃないかなと

地方自治体は営利団体じゃないですから

控除

次にふるさと納税を行うと収める側は控除を受けれます

所得税と住民税の控除を受けれますが、住民税は地方税ですのであなたが別の自治体にふるさと納税をする事によってあなたの住んでいる自治体の住民税の税収が減ります

本来住んでいる場所に収めるはずである住民税の意味を無くしてしまいます

所得税の控除のみならまだマシですが(所得税は国税なので)

そもそも論

ふるさと納税は納税ではなく寄付です

地方自治体への寄付は以前から受け付けています

なので寄付という考え方をみれば返礼品を目的にするのは「ちょっといかがなものかな」となっちゃいます

 

競争激化で負ける地方も出てくる

本来「ふるさと納税」は基本的に善意で行うものです

いいことである事は間違いない

でも仕組み上、自治体が企業のように競争してしまい負けてしまう自治体が出るのは不幸ではないかと思います

「競争に負けるのが悪い」という意見もあるでしょう!それは一理あります

地域振興の努力が必要なのは確かなのですからね

しかし自治体は営利団体ではありませんし、地方によってインフラの整備に差があります

魅力が無いと見なされた自治体は住民税の控除によって税収が減ってしまいます(その分地方交付税交付金で補填するなら良し)

競争は同じ条件化でするのが一番良いと私は考えていて、インフラや観光資源で差がある自治体同士で競ったら弱い自治体は負けてしまいます

行政がそんなのでいいのかな?

そういえば、ふるさと納税で人気である北海道の上士幌町の一般会計を見てみたんですけど・・・

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まあなんと寄付金が14.6%という多さ!歳出もそれに合わせて色々な分野にお金を使えるわけです

しかしこの寄付金はふるさと納税での競争で勝ち得たとも言えるわけですから、上士幌町が競争力を失ったら寄付金が減ってしまうわけですね

この図を見ると上士幌町にとって寄付金は重要な税収となるわけです!

私の住んでいる自治体なんかグラフにも表せていないくらい少ないです(笑)

 

良い点は「納税者の意思が反映される」

自分の暮らす自治体のサービスが悪かったり、住民税が高いと「なんだよ大して恩恵がないじゃん」って思いますよね

ふるさと納税は自分で納税先を決める事が出来るので、「私の街には納税したくない」という意志を叶えることが出来ます

コレはメリットかどうか議論の余地はありますが、納税者が「納税の自覚」を持つ事そのものは良いと思うのです

 

まとめ

返礼品を出すことは悪いとは言わないけど、そんなに競争激化したいなら債券発行でやればいいんじゃない?

返礼品競争で国民からお金を集めたいならば債券発行しておけば文句も言われないだろうし

ま、債券増やすのってそれはそれで問題あるけどね(笑)

 

怠けている自治体に活を入れる効果もあるのなら一丸に否定も出来ないふるさと納税ですが、果たしてこれからどうなることやら