トモーヌのひとりごと

レゴや音楽、政治などを扱う雑記ブログ

綺麗な花火も事故になれば恐ろしいことに

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夏の風物詩といえば花火ですね

暑い夜にたこ焼きやカキ氷などを食べながら、夜空に開く火の華を見て心を和ます夏の夜

うーん、風流ですな

しかしそんな綺麗な花火も火薬で作っているので、事故になれば恐ろしい事になるわけです

これまでに起きたゾッとする花火に関する3つの事故を紹介しよう

墨田区花火問屋爆発事故

1955年(昭和30年)8月1日、東京都墨田区厩橋で起きた爆発事故である

玩具用花火の卸問屋「井上花火店」が経営する花火工場の倉庫で爆発が発生

その威力は凄まじく付近一帯が吹っ飛び、18名が亡くなり80名以上の重軽傷者を出した

この爆発で火災も起きてしまい、近隣にあった工場や商店13棟(385坪)が全焼した

爆風も凄まじく半径300m以内の建物では窓ガラスが割れ、屋根瓦が飛んだり割れたりする被害が出た

犠牲になった18名のうち五体満足に揃っていた者は14名、後の4名はバラバラに飛散しており現場から200m離れた場所で一部が発見されたりした

夏場で暑い時期で尚且つ、全て回収する事が不可能だったために事故後しばらく付近一帯は酷い悪臭に悩まされたそうだ

エンスヘデ花火倉庫爆発事故

2000年5月13日、オランダ東部の都市エンスヘデにある花火保管倉庫で大爆発が起き、少なくとも犠牲者は20人以上、900人以上が負傷する大惨事である

事故当時工場には100トンの火薬が貯蔵されていたらしく、何者かが倉庫に放火したのが原因で爆発が起きたらしい

www.youtube.com

映像を観れば分かりますが凄まじい威力です

事故後、街は爆撃にあった後のように破壊されてしまいました

被害をうけた住宅は400棟以上と発表されており、オランダでは第2次世界大戦以来の大惨事である

被害金額は8900万ドルと言われている

 

なぜ住宅街の倉庫に100トンもの火薬が保管されていたのか理由は不明

メキシコ花火市場爆発事故

2016年12月20日、メキシコで行われた花火市場で爆発が発生

クリスマスなどで使うお祝い用の花火を買い求める人でにぎわっていた時に起きた惨事である

場所はメキシコシティから近いトゥルテペックという街である

ニュースを見るとこの街は花火製造が盛んであり花火大会も派手に行うそうだ

迫力がある映像であるが、実際にこの場にいたら恐怖で動けなくなりそうだ

打ち上げ用花火や数発分かれて炸裂するタイプなど、色んなタイプの花火が一気に爆発している

クラスター弾を地上で爆破させているかのようなイメージだ

さいごに「綺麗だが怖い」

夜空に浮かぶ花火は綺麗だけど火薬を使っているので爆弾と同じなんですよね

だから地上で爆破させたら凄まじい威力で辺りを破壊してしまいます

3尺玉の開花時の大きさは半径275mであるから、もし地上で爆発したら・・・

想像するだけでも恐ろしい事になる

 

危険を承知で我々に綺麗なショーを見せてくれる花火師さん達をリスペクトしましょう