トモーヌのひとりごと

レゴや音楽、政治などを扱う雑記ブログ

「私は発達障害」という言葉を武器にしている奴がいる

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「発達障害」という言葉を知っていますか?

自閉症やアスペルガー症候群、学習障害や注意欠陥多動性障害(ADHD)などの脳機能障害の総称です

原因も多岐にわたり不明な点も多く、単一の要素だけでなく複数の要素や遺伝的要素、環境要因もなどが影響するといわれている

パッと見では分かりにくい症状ゆえに理解されることも時間かかるので、対応策も難しい

その「発達障害」のニュースで気になる記事がありました

news.nicovideo.jp

記事を読んでいて「あ、私の身の回りこういう人がいる」って思ったので、今回取り上げました

本当は違うのに「発達障害」を自称する

世の中には「発達障害になりたい人」が一定数いるようだ

記事にもこう書いてある

「自分の仕事やプライベートでの問題の原因を、発達障害に求めようとする心理が働いている人たちが生まれているのではないか」

うまくいかない事、何度やっても出来ない原因を「発達障害」に求めてしまう人がいるのではないかという話です

精神科そのものが定義付けが難しい分野で、医師のサジ加減で病気認定される面がありますから、あくまで一つの考えと捉えてください

 

私の身の回りに「自称発達障害」の人がいます

その人は事あるごとに「私は発達障害だからなー」と言います

単純な問題から複雑な問題まで、その人に指摘すると必ずこの言葉を使うのです

要は発達障害を免罪符にしようとしているのですよ

思い込みが激しい性格っていうだけであって発達障害の症状は特に無いのですが、本人は自分が発達障害である事をアピールしてきます

本当は自分が不器用であったりコミュ力が低いってだけであるのに、本人は発達障害のせいにすることで精神的安定を作っているのかもしれません

本当に発達障害を抱えている人が分かりにくくなる

自称発達障害の人が増えると本当に症状を抱えている人たちが分かりにくくなってしまいますし、これまで以上に理解&認知が進まなくなるでしょう

結果としてこの分野の問題が解決することが難しくなるのです

 

そら何かのせいにすれば心は楽になるかもしれませんが、何となくで自称してしまうのはただの誤魔化しでしかないのですよ

自称する本人は誤魔化しで済みますが、本当に発達障害を抱えている人からすれば困ったものです

 

多少脱線しますが、一時期「鬱」って言葉が流行りましたよね

私の周りでも流行った言葉で、気分が落ちた時とかに「あー鬱だ」って軽い気持ちで発言してしまうアレですよ

本来、鬱って軽いものじゃないし深刻な症状なのですが、皆が軽い気持ちで「鬱」って使うことによって鬱そのものに対するイメージにも影響します

「え、鬱なんだー。へぇー」

結果としてこんな感じに軽く受け取られてしまうわけです

 

安易に自称すればその症状に対するイメージに影響します

物事の重要度や深刻さを決める要素にイメージって結構なウェイトを占めていると思うのですよ

「自称発達障害」をアピールする人は問題なのです

タダの悪口に使われる

引用先の記事中にもありますが、家族や友達に対して「あの人発達生涯なのでは?」と考える人もいるようです

本当に心配する人もいるでしょうが、中には悪口の意味で使う人もいます

どちらにしろ良いイメージでは使いませんから、発達障害そのもののイメージも悪くなってしまいますよね

 

人に対して「発達障害だ」と言うのはとても問題がある行為なのです

何故ならその判断は主観に基づくことがほとんどでしょうから、個人の感想で認定しているようなものですから確証ゼロに等しい

気に入らない相手を認定することも可能ってわけです

 

こう考えると勝手に認定するのも非常に問題であり、本当に発達障害で悩む人たちからすれば困った話なのです

線引きが難しい分野だけに深刻な問題

この手の分野の問題は定義が曖昧だったり線引きが難しいので、グレーな状態で診断されてしまう人や自称で診断される人、本当に症状を抱えているのに診断されなかった人が出てしまうのです

まだまだ発展途上な分野である証なのですよ

 

発達障害をビジネスにする動きもあるようですね

gendai.ismedia.jp

定義が曖昧で解釈も一定じゃない分野なのでこういうビジネスが生まれるのでしょう

 

私はこれらの動きを見ていて感じることがあります

おそらく数年後には「発達障害」になるハードルが下がっているのではないかと思うのですよ

誰でもって言うとアレですけど、今よりも認定されやすくなるのかなと

自称が現時点でそれなりにいるのと、発達障害の定義と解釈の問題点からそう感じました

 

しかしそれを放っておくことは本当に発達障害に悩む人たちを困らせてしまうので、私達は今一度真剣に考えねばならないでしょう

すぐに答えが出せない分野なので難しいですが、皆が議論を尽くして最善の方法を考えることが第1歩かなと

この話題はまた改めて書きます