トモーヌのひとりごと

レゴや音楽、政治などを扱う雑記ブログ

「風の谷のナウシカ」の設定と魅力を語る

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「風の谷のナウシカ」は宮崎駿作品の中では古いほうである

スタジオジブリが出来る前、1984年に作られた映画である

原作は1982年に出版されていて映画版とは設定が若干異なる

基本的に映画版が有名であるので今回は映画の設定を中心に書いていく

原作の設定は捕捉として書きます

舞台は最終戦争から1000年後の地球

高度な文明だったかつての地球

我々が生きているこの時代と同じくらいだろうか、高層ビルなどの建物や近代兵器、宇宙船までもあったとされる

しかし「火の7日間」と言われる最終戦争が起き、大量の核兵器と生物兵器が使われ地上は更地とな汚染された

深刻な汚染は生態系にも影響し、菌類も巨大化し「腐海」を生み出した

そして腐海には「蟲」と呼ばれる巨大な生き物達が生息し、近づく人間を襲うなど脅威の存在であった

蟲の多くは汚染による巨大化であろうと思われるが、中にはかつての戦争で投入された昆虫兵器の末裔もいる

人が防毒マスクをせずに腐海に入れば「5分で肺が腐る」と言われるほどの過酷な環境だが、胞子が散ったりする場面を見ると幻想的にも見える恐怖の森である

このように戦争後の地球は恐ろしい環境になってしまったのだが、人間達は生きていた

生き残った人たちは村を作り、街を作り、国を作り繁栄していった

中には高度な武器を持つ軍事国家もある

ナウシカの本編はここから始まる

 

ゲームで言うと「フォールアウト」に似ているね

腐海

巨大化した菌類の集合体である腐海は大陸をどんどん侵食していく

人の命を奪う恐ろしい森ではあるが、腐海は汚染された地上を浄化しているのである

汚染された土壌から毒素を吸い取り、浄化しながら地上に排出しているのだが地上には瘴気が発生してしまうので毒素を移動させているだけなのかもしれない

そのおかげで腐海の地下は非常にキレイな空気と水が流れている

腐海の植物のほとんどが菌類で葉や花を持たないものが多い

花を咲かす植物というと「ヒソクサリ」があるが、猛毒なのでマスク無しだとすぐオダブツである

人間にとってはとても住めない環境だが、蟲達からすると最高の場所らしい

何故生まれたのかについては原作で触れており

旧世代の人類が汚染された地球を浄化するために生み出したという設定がある

 

腐海にすむ蟲達もバラエティに飛んだ面子が揃っている

王蟲

ダンゴ虫が巨大化したような見た目の蟲

成長すると体長80mほどに成長する腐海最大の生き物である

映画の冒頭に登場しており、その見た目と迫力で驚いた人もいるだろう

沢山の目がついており、普段は青色だが怒ると赤くなるという分かり易い特徴がある

見た目とは裏腹に知能は高く人間とテレパシー的な何かで交信出来る

かなり距離が離れていても仲間の危険を察知出来るようだ

腐海を守るための存在であり、緊急時には集団で敵に突進していく

元々は旧世代に作り出された人工生物である

どうやら腐海の警備員としての役割があるらしい

大王ヤンマ

体長2mほどのトンボのような蟲である

「森の見張り役」の異名を持ち、腐海内で何か起きたら他の蟲に知らせる役割を担っている

斥候のようなものだろう

非戦闘要員なのか戦う描写は無い

他の蟲達と交信出来るところを見ると、蟲同士の共通のコミュニケーション方法があるのだろう

通常、種族が違えば意思疎通は難しい

哺乳類などは異種族でも仲良くなったりするが、昆虫ではあまり考えられない話である

とするならば腐海の蟲達は知能が高いと考えて良いだろう

ウシアブ

その名の通り、牛のような図体の蟲である

赤か紫の体で大王ヤンマと同じく4枚の羽を持つ

強い顎を持ち、噛み鳴らすことで仲間を呼ぶことも出来る

防御力は非常に高く、銃で急所を狙っても通じない

映画ではトルメキアの大型船と風の谷に墜落したが生存

負傷しつつ仲間を呼ぼうとしたが蟲笛を持ったナウシカの力により再び空を飛び腐海へ帰っていった

ヘビケラ

全長30mくらいはあろうかと思われる蟲

ムカデから足を取って4枚の羽を付けたような見た目である

物理的に何故空中に浮けるのか謎である

アスベルはこいつに食われそうになった

国・都市国家

映画では3つの国・都市国家が登場しているが、ナウシカの世界にはいくつかの国・都市国家があるとされる

小さな辺境諸国や大きな国家など国によって規模も政治思想も違う

広がる腐海に飲み込まれ消えていく都市が増えているので、都市と人の数がどんどん減っている

風の谷

ナウシカの故郷である国

人口は500人ほどしかおらず村のような規模である

中世のオランダのような風景が魅力

海から強い風が吹くおかげで腐海の胞子が侵入しにくく、腐海から割かし近いところにあるのに侵食されていない

城の大風車でかなり深い地下から汚染されていない水をくみ上げており、飲み水や農業で使っている

風の谷の産業は農業が中心だが、皮や金属の加工などの工業も存在している

王蟲の抜け殻を材料に刃物などを作る技術を持っており、その硬さは超硬質セラミックを上回るとされる

ナウシカ曰く「この谷の土でも汚れている」らしい

ペジテ市

砂漠にポツンとある工房が盛んな都市国家である

地下で巨神兵の卵が発掘されるがトルメキアに狙われ侵攻を受けてしまう

トルメキアと正攻法で勝てないと踏んだペジテは、蟲を使って都市におびき寄せたトルメキア軍を全滅させるもペジテ市は壊滅し腐海の植物に侵食されてしまった

生き残った市民達はブリッグと言われる輸送機に乗って避難していた

「巨神兵で腐海を焼き払える」というトルメキアと大差ない考えを持っているが、本人達は「平和的利用だ」と思っている

一応王族が治めていた

トルメキア帝国

風の谷から遥か西方にある巨大な軍事国家である(映画版)

辺境諸国を統合し領土を広げようとしている

目的は「腐海を焼き払うこと」としているが、やり方は強引で力での支配を正義とする

トルメキア軍は全身鎧の兵隊が小銃を持ったりと、中世の格好に産業時代の兵器を足したようなスタイルである

大量の飛行機を所有しておりサイズのバリエーションも多く、戦車も多く所有している

軍人だけでもかなりの人数がいるので本国の人口はかなりのものだろうと予想される

登場人物

ナウシカ

物語の主人公で蟲を操る能力を持つ

メーヴェと言われるエンジン付き凧を操り空も飛べる

常人を遥かに超える運動神経を持ち、戦闘力も非常に高い

剣術、体術、射撃などのスキルも一流であるが、逆上すると相手が多人数だろうと全滅させてしまう危ない人

蟲と共に生きようとする姿勢で映画では王蟲に撥ねられて一度倒れるがその生き返るというチートな扱いを受けている

伝説の「青き衣を者」である

ジル

ナウシカのお父さん

かつては「風使い」と呼ばれ剣の腕も一級品だったが病気で体を蝕まれてベッドから出れない

侵攻してきたトルメキア軍のコマンド兵士によって命を落とす

ユパ

本名ユパ・ミラルダ

辺境一の剣豪と呼ばれる男である

知能も高く、腐海の謎を解こうとしている

ナウシカに剣術を教えた師であり、剣術でこいつに勝てる奴はいないだろう

長剣と短剣の二刀流で戦うスタイルで、トルメキアのコマンド兵を一瞬で倒している

愛剣は王蟲の殻を加工したものでセラミック装甲を貫く

普段は帽子を被っているから分からないが、髪形はモヒカンである

ミト

ナウシカやジルの忠臣として働くおじさん

見た目は厳ついが陽気な性格である

ガンシップの操作が出来、戦闘スキルもそれなりに高い

大ババ様

登場人物の中でトップクラスの年寄りである

目が見えないが雰囲気で誰がいるかを察知しており、日常生活において困ることはなさそうである

色んな昔話や伝承を語り、ナウシカをはじめとする谷の人たちから信頼されている

アスベル

ペジテの王子だが見た目はただの薄汚い少年である

しかしガンシップの腕は良く、トルメキア軍の船を4機沈めている

剣術はからっきしだが銃の扱いは慣れている

機械に詳しくメーヴェの修理も出来る

後にユパを師とし一緒に旅に出る

ラステル

アスベルの妹でありペジテの王女である

トルメキアがペジテを攻めたときに捕まったのかトルメキアの大型船に幽閉されていた

風の谷に墜落するも大きな外傷は無さそうに見えたが、胸に致命傷を受けておりナウシカに看取られ息を引きとる

ペジテのリーダー

ペジテの生き残り達のリーダーのオッサンである

王族のアスベルと対等に話しているあたり立場の高い人間と思われる

平和主義のような発言をしているが目的の為には犠牲もやむ得ない考えを持っており、そのためなら強引な方法も取る

基本的にトルメキアと同じ思考の持ち主で、ただトルメキアより弱いってだけである

風の谷が王蟲に襲われるというピンチを作ったのはこいつである

クシャナ

トルメキア帝国辺境派遣軍司令官として登場したトルメキアの王女である

高い知能とカリスマ性を持った指導者で、風の谷を拠点にしようとしていた

本国に対して良い感情を持っておらず、巨神兵を使って本国から離反しようと考えていた

やり方は強引ではあるが、過去に蟲に襲われて身体の一部を失くしているせいか腐海を焼きはらうことに執着している

蟲について感情的になったりするので腐海に対する個人的恨みがあるのだろう

左腕は義手だが胴体の一部も失われているかのような台詞を言っているので、蟲による傷は相当深いかと思われる

ナウシカとは対立していたがだんだん彼女の姿勢に引かれていき、終盤では未完成の巨神兵を使って王蟲と戦った

その後、ナウシカ達と和解して本国へ帰っていった

クロトワ

トルメキア軍の参謀でクシャナの右腕である

平民出のたたき上げの軍人である

危機的状況でもとぼけた態度を取れる、心にゆとりがある男である

コルベットの操作はエース級であるが剣術は大したことがなく、ナウシカに剣を折られ後頭部強打し気絶するというダサい負け方をしている

野心家でクシャナがなかなか戻らないと知ると、自分が軍の主導権を握ろうとしようとするなど人間臭い場面が多い

何だかんだで終わりまで生き残りクシャナと共に本国に帰っていった

巨神兵

旧世代の人類が作り出し、「火の7日間」で世界を焼き払ったとされる生物兵器である

個体によって外見に差があり角がある者もいる

着弾すると核爆発を起こすプロトンビームを武器に持っており、映画では2発放った

人の言葉を理解する知能を持っており、覚醒させた人間の命令を聞くようになっているようだ

未完成の状態で復活させたので腐ってしまいわずかな時間稼動して絶命した

まとめ

私は「風の谷のナウシカ」が宮崎駿の作品の中で一番好きなのである

音楽も良いし世界観に惹かれましたね

なんかスケールが大きく感じるんですよね

「他の地域はどうなっているのかな?」

「トルメキア本国はどんな感じなのか?」

こういう考えを起こさせるところがさすが宮崎駿と言いたいところだ

最終戦争、核兵器、汚染された地上といった要素を考えると社会に対するメッセージが込められているんだろうと思われますね