以前、私のDTM環境について書いたが、パソコン本体の性能などについてはこれまで詳しく書いていなかった
通常のパソコン選びについても過去記事で書いている
とまあこんな感じなのだが、DTM用のパソコンについては書いたことが無かったのだ
これからDTMを始めたい人はどんなパソコンを選べば良いのかを教えちゃいます
5年使う前提で話を進めますのでご注意
CPU!絶対これは妥協するな!
よくDTMで重要なのはメモリと言う人がいる
確かに重要ではあるが、これからはCPUが重要になってくると断言しておく
一昔前と比べて今のCPUは多コア化が進み、6コアや8コアが普通になってきた
インテルですら通常モデルで6コアや8コアのCPUを発売してきた
ソフトウェア側もこれから多コア化に対応していくのは間違いなく、クロック数よりもコア数で処理する事が望まれる
対応しているならクロック数が高い4コアより、クロック数普通の6コアのが処理が早いのだ
なので「DTMをしたい」って考えるのであれば、多コアのCPUを搭載したパソコンを選ぼう
すぐ買い換えるのならば別にいいが、パソコンは基本的に長く使うだろ?
自作PCに慣れているならCPUを後から高性能なものに交換するって手もあるが、基本的に面倒な作業なので「PC本体をいじるのはちょっと・・・」って人は最初から高性能なCPUを積んだパソコンを買ったほうが楽なのだ
ちょっと出費が嵩んでも、5年間第一線で使えるほうがコスパが良いと断言する
メモリー(RAM)!積めるなら多いほうがいい!
これは他の人もよく言っているし、皆も知っているだろうから特に言う事は無いんだがあえて細かく書いてみよう
16Gあれば大丈夫だと思うが、長く使うのであれば32Gを推薦します!
ソフトウェア音源を使う場合はCPUとメモリーの性能が絶対必要なのだ
その中でもオーケストラ音源はとても負荷が高いと言われている
私のDTM用パソコンの場合
EASTWESTの激重い音源を24パート立ち上げて、他の音源26パート立ち上げて鳴らした時のメモリー消費量は・・・
12Gだった
うん、意外とメモリー使用していないのよね
この結果を踏まえると・・・
これから数年DTMするなら32Gあれば大丈夫だろう
捕捉だが、実はメモリーにも規格がある
同じDDR4のメモリーでも新しいものは転送速度が早くなっている
とはいえ体感できるほどではない
SSD!これも絶対必須になる!
ハードディスクに代わる新しいストレージとして登場したSSD
今では価格も安定してきて主流のストレージになりつつあるが、HDDよりも値段が高いので導入していない人も多いだろう
はっきり言っておく
これからはSSDが絶対必須になる!基本装備になる!
だから今からSSD導入をしておけと言いたい
理由は読み込み速度だ!マジで早い!!HDDと比べると雲仙の差だ
ソフトウェア音源にしても録音した音にしても、DTMで使う音はそれなりに容量が大きいので読み込みに時間がかかるものだ
SSDにすればその問題を解決する事が出来る
私のオーケストラ音源の場合だと、HDDなら読み込みに3分ほどかかってしまうのだが・・・
SSDなら10秒くらいである
音楽制作は時間との勝負でもあり、時間はコストであると断言します
そのコストを下げるのは作業効率を上げるだけでなく、あなた自身のストレスも軽減します
時間がかかるのってストレスになるのよ
ストレス対策って音楽制作において重要なのよ
せっかくやる気が出てるのに、読み込みに時間かかりまくってストレス溜まってくると「あー、もうやめようかなー」ってなっちゃうものだ
だからストレスを感じないDTM環境作りが必須なのだ
そういう意味でSSDをオススメしたい
SSDはその性質上、容量が多いほうが寿命も長い
とはいっても値段が高いので財布には辛いだろうが、最低でも500GBくらいのをオススメしたい(出来れば1TB)
これからは価格が安くなっていくと予想されていますので、今までよりは買いやすくなるかも
USBポート!地味だが重要
パソコン選びにおいて地味に重要な事はUSBポートだ
私の周りでもこの点をおろそかにしてしまう人が非常に多い!
「え?USBポートのどこが重要なの?」
↑そう思ったそこのあなた!そんな認識では後で後悔するぞ!
今現在USBポートの規格は2.0と3.0だけでなく3.1もある
古い機材だと2.0でないと認識しない事もあるらしい
最低でも2.0ポートが2つ、3.0ポートが6つ以上のパソコンを選びましょう
自作の人は上の条件を満たしたマザーボードを買いましょう
BTOとかでパソコン本体を買う人は、本体のフロント部分のUSBポートの位置もちゃんと確認したほうが良い
使い勝手はもちろんの事、モデルによってはフロント部分のUSBポートの数も違う
(トモーヌのメインパソコンはフロント側にUSBポートが6つある)
フロント側にUSBポートが多いと楽なのは言うまでもない
外部音源、入力機器などUSBポートが多く必要になってしまう時に足りないのは非常にストレスが溜まるしガッカリする
最後に「この性能のPCを買えば5年は大丈夫」
CPU:6コア以上
intel
- i5-8600K
- i7-8700K
- i5-9600K
AMD
- Ryzen 5 1600X
- Ryzen 7 1700
メモリ(RAM):32GB
ストレージ:SSD500GB以上
USBポート:2.0と3.0合わせて8つ以上
この条件を満たすパソコンなら5年くらいDTMを楽しめるだろう
もちろんジャンルや使う音源、趣向によっては低性能パソコンでも可能である
しかし年数が経つにつれ新しいソフトや音源を入れたくなるのが人間だ
「あーこの音源&ソフト欲しいな、買ってみよう」ってなってもパソコンのスペックが足らないとガッカリしてしまう
だからDTMに使うパソコンは妥協しないほうが良いだろう
ついでに私の音楽用パソコンのスペックを書いておくよ(2016年に自作で組んだ)
CPU:i7-6700K
メモリ:64GB
マザーボード:MSI「Z170A GAMING PRO」
SSD:256GB(OS用)
SSD:960GB(音源ライブラリ)
USBポート
2.0:6つ
3.0:6つ
3.1:2つ
このパソコンでDTMオーケストラをしているわけだが、「CPUの性能を上げたい」って欲が出ている(笑)
SSDも容量多いモデルに換えたいしね
メモリに関してはこれで十分どころか使い切った事が無い(32GBあれば大丈夫だった)
上にも書いたが、周辺機器が多いとUSBポートが沢山必要なのだ
私の場合、合計14つあるがほとんど埋まっているのですよ
電子ピアノやMIDIキーボード、インターフェイスなどなど・・・
繋げる機器が多ければ多いほど必要なのがUSBポートだ
では皆さん、今回の記事を是非参考にしてくれ!
楽しいDTMライフを!