スキーファンや剣道ファンにとって残念なニュースが入りました
昔はスキージャーナルといえばスキーファンだけでなく競技思考の人などのバイブル的存在でしたね
「月刊剣道日本」っていう剣道の専門誌も出していたので知っている人は知っているはずだ
スポーツ関連の実用書もいくつも出しており、まさに専門書を出す会社なのだ
しかしその会社も時代の流れには勝てなかったのか、とうとう破産してしまった
ただ単純に倒産したで済まない問題と思ったので、今回はこの話題を元に「紙媒体が無くなる事への懸念」を書いていく
本を読まなくなる時代へ
今回のスキージャーナルが倒産した話を受けて思ったのが、現代人は本を読まなくなったのではないかと思う
「活字にふれなくなった」とも言えるかもしれない
スマホの発展と普及のおかげで、私達は調べ物をする時に辞書を使わなくてもよい環境を手に入れた
知識を手に入れるために図書館や本屋に行く必要も薄くなってきた
私の身の回りでは新聞すら読む人も少なくなったし、新聞を頼まない人が多数派になりつつある
分からない事があったらネットで検索して、タダで知りたい情報を手に入れられるのだから、わざわざ金を出して買う必要が無いと考える人もいるだろう
字だけでなく動画や音声で情報に触れることが出来るネットは恐ろしいものだ
私が小学生の頃は友達の家に遊びにいく時には、漫画も含め本をもって行ったものだし、電車に乗れば本を読む乗客は当たり前のようにいた
今ではほとんど見かけない
活字を触れないと発生するであろう問題
ネットは便利で良い事だが懸念される問題点もあるとトモーヌは考えます
1.情報への価値
昔は専門的知識や知りたい情報を得るためには労力とお金が必要でした
本屋をめぐって目的の本を見つけて買う
この当たり前の事が今ではしなくてもネットで見れますし、ネット通販で本そのものも買うことが出来ます
本来、知識や情報を得たいのであれば対価を支払う必要があるのに、タダで手に入る環境が普及した事によってその価値を認められなくなってきました
その結果、出版社などは情報を載せた書物を売るだけでは厳しくなっちゃんたんですよね
ぶっちゃけ情報への価値って言われてピンと来ない人のほうが多いんじゃないでしょうかね?
2.知識への理解不足を招く
読書が趣味の人ならば解かると思いますが、ネットの記事や情報と本と比べると文字数が圧倒的に違います
文字数が違えば内容の濃さも違います
ネットの記事で「なるほど、これで完璧」と100%理解した気になってしまう可能性があるわけです
数年前の私がまさにコレでして、ネットの知識で全てを理解した気になっていました
結局多少の知識がついたとしても浅い事には違いないので、自分の言葉で話せないし深い部分を突っ込まれると「あ、どうしよう全然わからん」ってなってしまうのですよ
ネットの記事も良い事を書いてあるのは事実です
でも記事や情報を見て「これで完璧」と完結してしまうので、それ以上の知識や情報を知ろうとしなくなっちゃうのですよ
知識欲がある人なら更なる細かな情報を知ろうと調べます
ネットですら一つのジャンルについて本気で調べると1日なんか過ぎてしまうくらい情報が溢れています
得た情報を自分の中で整理精査して自分の言葉で話せる時に、初めて自分の知識になるわけですよ
本を読まなくなると濃い内容の情報を得られなくなるので結果として調べる為のコストが増えます(コスト=時間)
ネットでタダで調べれるにしても調べる労力は必要だし、正しいかどうかの判断についても調べなくてはいけません
それだったら専門書を買って読んだほうが効率がいいよねって話です
長時間読むのなら本が良い
これは私の感想ですが、スマホやパソコンで長文を読むのと紙媒体である本を読むのでは疲れが違います
それは目の疲れであったり精神的な疲れであったりしますが、読む気が無くなる早さ&飽きる早さが違うのですよ
長文になればなるほど本のほうが疲れませんが、スマホやパソコンの場合は疲れる上に集中出来ないんですよね
スマホやパソコンって色んな機能がついていますよね?
だから読んでいる途中にLINEが飛んできたり色んな通知がきます
要は気が散ってしまう要素が沢山あるから、読書に不向きであるという話です
例えば勉強しようと机に向かうけど、後ろで好きなアニメや音楽が流れていたら集中出来ませんよね
それと似たような理屈です
次に単純にスマホやパソコンで文字を読むのは目が非常に疲れます
あなたは本の内容(200ページとか)をそのままパソコンやスマホで読めますか?
読めるのであればあなたは非常に凄い人間です、私は無理です(笑)
よくPDFになっている場合がありますが、正直読む気が失せてしまいます
10000文字を超えるとネット記事で読むより紙媒体で読んだほうが疲れないんですよね
私としてはディスプレイの光そのものが目に良くないのかな?って思いますね
本の場合は、好きな姿勢で好きなところで中断も出来ます(しおりを挟んで)
スマホでも同じように出来ると思えますが、細かい字を見るときは拡大しないといけませんし、中断する時「あれ?どこからだっけ?」ってなっちゃいます
ちまちまタップして拡大するのって苦痛なんですよね
正直スマホで書物を読める人は羨ましいし凄いと思います
さいごに
今回この記事を書いた理由は、長年続いたスキージャーナルが倒産したことで「紙媒体が無くなるのも寂しいものだよな」って若干ショックだったのですよ
尚且つ専門誌ですからね
スキーをする人のモチベーションとやる気を出す役目もあったといえるわけで
すから「残念だなー」って常々思います
日報とか報告書などは電子化しても良いと思いますが、本というのは紙媒体であってほしいなーって願うトモーヌでした