トモーヌのひとりごと

レゴや音楽、政治などを扱う雑記ブログ

物を大切にするべき理由を語ってみる

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よく親や目上の人から「物を大切にしなさい」と言われたことがあると思います

「んな事、言われなくても分かっている!」

こう思う人もいるでしょう

 

今回は「物を大切にする」について深めに書いていきたいと思います

物を大切にする人は人も大切にする

こう言われた事がある人いると思います

今の50代の人とかは「車を大切にする男は女性も大切にする」って言葉を聞いた事があると思うのです

人と物、全くの別物なのに何の因果関係があるのか?と思ってしまいますが、考え方を変えればこのような言い方が出来ます

自分以外の対象を大切に出来るかどうか

人であれ物であれ本人以外の対象ですから、「人を大切に出来る人は物も大切に」出来るでしょうし反対に「物を大切にする人は人も大切に出来る」という理屈です

100%正しいとは言いませんが経験上そのように感じますね

 

「自分さえ良ければいい」と考える利己的な人は、人も物も大切にしません

物には魂が宿る

これもよく言われる話ですよね

二つの例を出して語ってみましょう

ゴルフでの例

ゴルフを趣味にしている人なら理解出来る話です

すぐにゴルフクラブを買い換える人っていますよね?

私からすればこれは物を大切にしていないと考えます

せっかく買ったクラブを大して使わずに買い換えると上達が遅くなると言われています(研修生やプロに聞いてみた話)

特にアイアンが顕著に表れるそうで、買ったクラブに愛着を持ち大切に扱い練習すれば上達が早くなるそうです

 

この話、一見精神的な話に聞こえますが理屈っぽく言うとこうなります

買いたてのクラブはまだ自分のスイングに馴染んでいません(正確にはシャフトが)

何度も何時間も練習やラウンドを繰り返す内に自分のスイングに徐々に馴染んでくるのです

もちろんスイングそのものも変化が生じますが、基本的にはクラブが馴染んでくるわけです

そうなるとショットやスコアに表れて上達するという結果を生む

上達の結果、「さらにレベルアップしたい」と思った時に初めて上級のクラブ購入を検討する欲が出てくる

 

他のスポーツにも言える話ですよね!

ずっと愛着を持って使い込んだ道具はあなたに馴染んでいるので使いやすいし結果も出してくれます

道具を大切にする人は決して失敗を道具のせいにしません

使い込んだ道具はあなたの為に馴染んでくれるのです

楽器の例

これは私の実体験です

部屋にピアノが欲しかった私は高校2年生の時、自分でお金を溜めてデジタルピアノを買いました

本当はアップライトが欲しかったのですが高校生の所持金ではこれが精一杯でした

そら親に頼ればよかったのですが「楽器は自分のお金で買いたい」という思いがあったためにバイト代を溜めて買ったのです

メーカーはカシオ、当時6万5千円で買った安物のデジタルピアノです

ローランドや河合のほうが良い音なのですが値段が高かったのと、当時の自分の腕では安物で十分と思ったのです

届いた時、初めて音を出した時には嬉しかったのを覚えています

正直音は普通レベル、ただ鍵盤が重めでした

それから4年後、強いタッチで弾いていたら鍵盤が壊れてしまい音が出なくなってしまいました

「やべーな、壊れたよ・・・買い換えるべきかな」

そう悩みましたが

「どうせ捨てるならバラして中を見てみるか」

そう考えた私はデジタルピアノのネジを外し中を見てみました

「すげー!中はこうなっているのか・・・」

壊れた箇所を見てみると鍵盤と音を感知するシートの間にあるハンマーの部品が折れていることがわかりました

「おお?これ針金か何かを使えば直せるぞ」

そう思った私はすぐ作業にかかりました、5時間ぐらいかけて補修したのです

補修を終えカバーを戻し電源を入れて弾いてみると音が出ました!

「やった!直った!!」

鍵盤のタッチも元に戻っており、また弾けるようになったのです

 

それから3年後・・・

あるイベントでサントリーホールで演奏する機会がめぐってきました

そこで使われるピアノはスタンウェイのフルコンです、1000万を超える高級ピアノです

ちなみにリハーサルで使われるピアノも同じフルコンでした

私のリハの時間が来たので部屋に入り、さっそく適当に弾いてみたらビックリ

そのスタンウェイのピアノは奏者の思ったとおりの音を出すピアノだったのです

「なんだこのピアノは?ビックリするくらい言う事を聞くぞ」

あまりにも衝撃だったので演奏予定の曲ではなく、好きな曲を30分間弾き続けてしまいましたよ(笑)

 

んで本番、もちろん良い音を出してくれるスタンウェイのピアノ

感動のまま本番を終えました

 

帰りの新幹線でふと気が付きました

「あのスタンウェイの感動を作ってくれたのは、買った安物のデジタルピアノのおかげなのかも」

理由はあります

デジタルピアノは本物のピアノを録音した音を収録しています

微妙な表現とかは出来ないのです

ですがそれしかないので何とか工夫して理想の音を出そうと頑張ります

簡単に言うと非常に地味で難しいことをしようとしていたわけです

「なんとかイメージどおりの音を出したい」

そう思いながら練習し続けた結果、スタンウェイを弾いた時に思った音が出て感動したわけです

鍵盤が重かったのが幸いして指も鍛えられたのも良かったです

 

これに気が付いて「あの時買って弾き続けたのは間違いではなかった」と思いましたよ

 

今もそのデジタルピアノは健在です

直してからずっと壊れることなく、音を出し続けています

私の成長を促して感動を与えてくれたピアノ

これからも使い続けるでしょう

まとめ

二つの例を出しながら「物を大切にすべき」を語ってみました

一般的な話とはちょっと違っているかなとは思いますが、実体験を元に私の見方で書いてみたくなったので今回記事にしました

両方の例も道具を大切にすれば時間差で何らかしらの恩恵を受けれるという話です

スポーツも音楽も使う道具を大切にすべきです

大切に使い愛着が湧けば練習する気も上がるでしょう