巷でちょっと話題になっていますね
国会でも荒れており問題になっている裁量労働制
ネット上でも話題になっており批判も多いです
トモーヌはどうかって?
もちろん反対だよ!
当たり前じゃん
この制度は労働者の為に作るわけでは無く、搾取する側が得をする制度と言っても過言ではない
こんな欠陥制度は断固として反対すべき理由を書いていこう
まず労働基準法を遵守してからにしろ
そもそも労基法を守っていない企業が蔓延っている中、こんなアホな制度を進める時点で大間違いです
つまり法律っていうルールを無視しても大した問題になっていない世の中で裁量労働制を進めてもトラブルの種を増やすだけです
日本は労働に対する対価についての教育がおろそかであり、長時間労働が美徳という狂気じみた価値観もあります
普通、同じ仕事でも手早く終わらせ追加の仕事をした場合は手当てをつけるなどをすべきなのに、仕事が出来る人は給料がアップしないのに沢山の仕事を任されてしまいます
労働に関する問題を解決するのが先です
裁量労働制を悪用される可能性大
働き方改革と称しているくせに長時間労働を加速させようとしている政府には憤りを通り越して呆れてしまいます
完全に国民をナメています
「働き方改革」ではなく「働かせ改革」と言った方がしっくりくるでしょう
よく理解していない人に分かりやすく言うと
1日の労働時間を固定にする契約
みなし労働8時間設定の場合だと、5時間で終わっても10時間でも終わっても8時間分の賃金が支払われます
このみなし労働時間を10時間に設定した場合、2時間分が残業代になります
こうなると定時で上がろうが4時間残業しようが2時間分の残業代しかつきません
残業固定制の要素が合わさったイメージです
これの問題は実質の残業時間は考慮されない点です
さて問題です
暇な時期はともかく、忙しい時期で毎日5時間残業ばかりになったらどうなるでしょうか?
「自由がきく労働環境だ!」って喜んだのも束の間、与えられた業務が非常に多かった場合はどうなるでしょうか?
言わなくてもわかりますよね?
定額使い放題の労働者を増やす要因になるでしょう
誰のため?
まず労働者の為ではないと断言しておきます
となると経営者の為の制作と言えるでしょう
しかも搾取を目的にしている悪質な経営者は喜ぶでしょう
労働者側が労働に関する知識が無いとターゲットにされてしまうのは誰でも予想出来るでしょう
ブラック企業問題が多い「日本で裁量労働制+みなし残業」を導入すればどうなるかバカでも分かる話です
「裁量労働制」って立派な名ではなく、ただの「固定賃金制」です
労働者の働く内容はこれまでとは全く変わらず賃金の計算が変わるわけで、その内容が経営者側に有利になっているわけですね
労働者に裁量を与えるわけないですし
まとめ
ここからはあくまでも私の想像です
これまでの日本の傾向から予想すると、このまま裁量労働制を進めていけば規制緩和をどんどん進めると思うのですよ
現在は職種が指定されていますが、この指定を拡げていく気がします
労働時間に対する対価の考えが薄い日本で上手くいくと思えません
悪質な企業は自分達の都合の良い解釈をするでしょうからトラブルが増えるかなというのが私の感想です
仮に企業側が違法で労基監督署に通報して勝てるとしても、その労力を使うのは私達労働者なのです
そんな手間を増やす「働き方改革」に疑問はありませんか?