テレビやネット上でも話題になったこのニュース
女性専用車両について近年「男性差別だ!」と意見が目立つようになりましたね
つい最近2月16日の朝、男性3人が女性専用車両に乗り込み居座るという騒動が発生した
駅員が「降りてください」と要請するも男性3人は居座り続け電車の発車が遅れ多くの人に影響が出た
裁判まで発展したケースもあるそうだね
そもそも女性専用車両って何で出来たのかを考えていこう
過去に起きた事件がきっかけに
実は女性専用車両が作られたのは単純な理由じゃない
きっかけは1988年に酷い事件が起きたからなのだ
概要を簡単に説明すると1988年11月4日、痴漢行為を注意した女性が2人の男に逆恨みされて暴行を受けるという事件なのだ
あまりにも酷いので書きたくないレベルである
犯人に下された判決も3年6ヶ月と軽いものだった
この事件のあと「性暴力を許さない女の会」が発足し、大阪市交通局や鉄道会社に要望書を提出
当時は「大した問題では無い」という認識があったそうで要望を受け入れてくれなかったらしい
その後1994年、鉄道警察が動いてくれてポスターを貼り徐々に問題についての認識が広まることになる
2000年12月に京王電鉄が民間初めての「女性専用車両」を試験的に導入し肯定的な意見が多かったので徐々に他の鉄道会社も導入するようになった
事件発生から長い時間を経て今の「女性専用車両」が定着したのである
ちなみに女性専用車両のようなものは戦前もあった
1912年、東京府中央線で朝と夕方の時間帯に「婦人専用電車」が登場するが短期間で廃止、1920年にも関西で「御婦人専用電車」が登場するもすぐ廃止されてしまった
現在のように定着は出来なかった歴史があるのである
男性差別になるのか?
結論から言うと現時点では差別ではないと考える
理由は「女性専用車両」が出来た原因が女性が被害者であることと、社会に訴えかけた結果導入されたからだ
この手の話題について女性が叩かれる事が散見されるが基本的に「加害者が悪い」のである
合理的理由がなければ「差別」と言えるがこの問題についてはちゃんとした根拠があるとみなされるだろう
そもそも鉄道の車両そのものを乗車拒否&利用拒否をされているなら別問題なわけだが「女性専用車両」は車両の編成の一部に過ぎないわけで、その列車の他の車両に男性が乗ることが出来るわけだから「男性差別」と言っても通用しないと考えられる
逆にえん罪を予防する面もあるので尚更である
見識を変えれば問題意識も変わる
色んな意味で苦肉の策である「女性専用車両」もいつまでもこのままで良いとは言えないのだ
何故ならこれは「被害が発生する前提」で作られているとも捉えれるわけだからだ
未然に防ぐという考えもあるが、結局は被害に合う前提が付きまとう
「女性専用車両を作ったからいいだろ」
このような認識になる事に危機感を持つべきなのだ
英国で女性専用車両案が大反対にあっている。「そもそもの行いを変えなくてはいけない」「導入すれば犯罪を普通化することになる。女性の座った場所ではなく、犯人が悪いのだということをはっきりさせないといけない」など。 https://t.co/ocqnbRdXrn
— ミズタマ (@mizutamax69) 2017年8月23日
英国の女性専用車導入反対意見が日本と違いすぎて・・・
— ask (@ask82320757) 2017年8月26日
日本「女性だけ専用車両があるのズルい!」「男性差別だ!」「女尊男卑だ!」
英国「女性専用車両を導入することは犯罪の通常化を認めることと同義なので食い止めたい」
とにかく、「犯罪者が悪い」という視点からブレない英国。 https://t.co/Xjob5Cf2vO
海外の例を出すのもアレなのだが、英国でも女性専用車両に反対する動きがある
ただ理由が違うようだ
問題意識の違いがよく現れているとも言える
私達はどう考えていくべきかを改める必要があるかと思うね
まとめ
単純に差別問題にシフトさせて肝心の被害を無くす動きを止めるのは良くないことである
というかダメだろ
私は男性だが、自分の身内には「女性専用車両」に乗る事を進めている
理由は「被害に合う確率を減らしたい」からだ
具体的な対策を考えていかなければいけないのだなと思う今日この頃