巷で話題になる「奨学金」に関する問題
自己破産する人や生活が出来なくなり困る人などなど
社会問題化しようとしています
元々はこういう意味
奨学金って名前の通り、元々は借金の意味ではなかった
言葉通りだと「優秀な生徒に修学を促す為に返済義務の無い給付型の奨学金」ってことらしい
アメリカ留学の時に受けれる「フルブライト・プログラム」も返済不要なので給付奨学金といえるだろう
ついでに言うとアメリカの奨学金は基本的に給付制である
貸付は「学生ローン」と呼ばれ、奨学金という名はつかないそうだ
無論種類が豊富なので条件も多種多彩であるが、基本的に「優秀な学生」を優遇するようになっているそうだ(アメリカに住んでいた人からも同じ話を聞きました)
給付制のものを奨学金と呼ぶのが一般論
今の日本の奨学金は金融屋
私の知り合いも貸付奨学金を元に専門学校を卒業した子がいるが、聞いてみると「全部で300万円の借金やー、利子もあるし」と言っていたように奨学金と名乗っておいて利子がついているという謎の状況になっています
もちろん法外な利子ではなく年3%が上限です
でもそれ完全にローンやん
普通に貸付奨学金じゃなくて学生ローンって変えたら?って思います
今現在の奨学金の事業規模はこんな感じ
1兆円規模の市場のようです
んでもって有利子奨学金の規模も大きいです
政府は「有利子から無利子へ」ってスローガンを立てていますが、未だに規模が大きいのは有利子です
私としては「借金」であることは間違いないわけですから「奨学金」って言葉は妥当ではないと思いますし、そのせいで軽い気持ちで借りる人だっているかと思うのですよ
貸付奨学金って言葉そのものが矛盾していると私は考える
なのでまず名称を変えるべきである
勘違いを無くすために
返納困難時に覚えておきたい事
文科省の書き方があれなので、大丈夫かと不安ではあるが一応セーフティネットが設けられている
以下文科相HPより引用
(1)返還期限猶予制度
災害、傷病、経済困難(給与所得者収入300万円・給与所得者以外所得200万円)、失業などの理由により返還が困難な場合に、願い出により返還を猶予します。
適用期間は通算10年です。ただし災害(注)、傷病、生活保護受給中、産休・育休中、一部の大学校在学、海外派遣の場合は10年の制限がありません。また、経済困難の方について、奨学金申請時に家計支持者(保護者等)の年収が300万円以下の場合は猶予の期限に制限はありません。
(注)災害原因が同一の場合は、災害発生から原則5年が限度になります。(2)減額返還制度
経済的理由により奨学金の返還が困難となっている方のうち、当初の割賦金額を減額すれば返還可能となる方について、願い出により一定期間当初の割賦金額を減額し、返還期間を延長することにより、無理なく返還を続けられる制度です。
平成29年度より、従来の割賦金額を2分の1に減額して返還する方法に加え、3分の1に減額して返還する方法を選択できるようになりました。また、利用できる期間も10年から15年に延長されました。(3)返還免除制度
a死亡又は精神若しくは身体の障害による返還免除(無利子・有利子の全奨学生が対象)
奨学生が死亡又は心身の障害により、返還不能となったときは返還未済額の全部又は一部を願い出によって免除します。
b特に優れた業績による返還免除 (無利子奨学金の貸与を受ける大学院生が対象)※平成16年4月以降の採用者より適用
大学院において無利子奨学金の貸与を受けた学生で、在学中に特に優れた業績を挙げた方として日本学生支援機構が認定したものには、貸与期間終了時において、全部又は一部の返還を免除します。
平成27年度には、大学院博士課程に進学し、奨学生として採用される段階で、返還免除者を内定できる制度を導入しました。
返還する期限を伸ばすことも可能ですし、条件によっては返還免除にもなります
ただ「これならOK」って事例がまだわからないので何ともいえませんね
しかし困った時は行動する事は大切です
返還が困難になった時は急いで申出を行いましょう
普通に返済が大変
奨学金8436847円
— 三葉 (@rounin_mitsuha) December 21, 2018
毎月35000円を240回払いで鬱 pic.twitter.com/LwoNqv7WYo
このツイート主は毎月3万5千円を約20年に渡って払っていくわけです
さすがにきついですよね
将来を考えたらそこそこの収入の仕事につかないと詰んでしまいます
何度も言いますがこれを「奨学金」と名乗るのはやめてほしいものです
「学生ローン」と改めてほしい
まとめ
奨学金って言葉は本来であれば返還不要であるものです
アメリカの真似をしろとは言いませんが、政府にはアメリカを中心に海外の奨学金制度を参考にしてほしいと言いたい