仕事をしていると必ずいるのが「返事だけの人」です
皆さんの職場にもいるでしょう、指示をすると元気良く返事をするけど指示通りに動かない人
同じ事を何度も指示しているのに返事でだけで出来ない人
こうした人は一体何を考えているのか、何故こうなるのかを経験を元に書いていきましょう
返事の声は良いのに仕事が出来ない
「この人ダメだなー」って感じる特徴の一つでもある
返事だけの人間は元気良く「はい!分かりました」と返してくれる
実は私もこの手の人間と一緒に仕事をした事がある
本当に返事だけは良いのに全く仕事が出来ない人でした
気になった私は本人に色々聞いてみました
「返事だけ」なってしまう理由
職場にいた「返事だけ」の人に話を聞くといくつかの理由が出てきました
ダメな人間だと思われたくない
人間誰しも自分がダメだと思われたくないものです
返事だけの人はダメな部分を悟られたくない、自分を守りたいがために返事だけはちゃんとするのです
確かに元気良く返事をすれば印象は良いでしょうけど、結果が伴わないと全く意味がありません
むしろおちょくっているのかと思われてしまいますよね
人の評価を恐怖に感じるのでしょうね
いい所を見せたい
見栄っ張りなところやプライドが高いと「いいところを見せたい!」と欲が出てしまいます
返事を元気良くしておけば「お、出来るのかな?」って思われると考えているのでしょう
「○○のやり方わかる?」
「はい!」
「・・・あれ?出来へんやん」
こうなるのがオチなので、その見栄はすぐ賞味期限が過ぎてしまうのです
会社にこんな人がいたら「出来るあなたを期待していません」って優しく諭してあげましょう
質問が出来ない
これも経験上なのですが「質問が出来ない人」って多いと思うのですよ
例えば理由は、
- 質問すると怒られる気がする
- どう質問していいか分からない
- コミュ症
こんな感じに「質問したほうがいいんだろうけど」と自覚はあるのに行動に移せず、結果として返事だけちゃんとしてしまうというパターンになっちゃうのかなと
原因が本人にある場合は多いかと皆は思うでしょうけど、職場の雰囲気が原因となることもあるのです
職場全体がまとまりが無かったり、質問を出来る空気が無ければ「返事だけの人」を生み出す原因になると思うのですよ
このパターンなら一丸に本人を責めれないですよね
返事が癖になっている
このタイプは結構問題です
指示を理解せずに返事だけしてしまう癖をもっているわけなので注意をしても、
「え?そんな指示をしたんですか?初めて聞きました」
こんな事を言われてしまうのです
何度も言い聞かせなければいけないので、指示をする側が疲れてしまいます
私の職場にいた人はすぐに「はい!」って返事をするので私が「今から何をするか分かる?」って聞いたら
「いえ、わかりません」
こう答えられました
コントかよ!
そうツッコミを入れたくなりましたけど我慢して、その後3回くらい説明してやっと理解してもらいました
無意識である
もう何も考えておらず「無」なので指示の存在すら認識していません
このタイプに打つ手立てはほぼありませんので、根気良く指示を出し続けましょう
怒るのは控えよう
返事だけの人間に対して怒りたくなる気持ちは否定しませんが、実際に怒ったところであなたが疲れるだけなのでオススメしません
経験上、この手の人間が怒られて直った例はありませんでした
なので怒るのは効果的ではありません
では私たちはどうすればよいのでしょうか
まず気持ちに余裕を持たせてあげましょう
心にゆとりが無いと誤った行動に走りがちです
余裕を持たすことでエラー発生を低くするのです
次に手順を書いたメモを渡しましょう
言い方悪くなりますが、カンニング出来る状態は安心感があります
メモを見ながらさせれば出来るようになるでしょう
何をしていいか分からずにボーっとしているところを発見したら、
「どうした?何をしたらいいか分からない?」
と話しかけて指示を出し直しましょう
まあ、指示を出す側が損をしているような気分になりますが、人を使うのは難しいことなので仕方ない面があるのです
まとめ
基本的に「返事だけの人」は何らかの原因があってその状態になっています
その原因が何かを見つけて対処しなければ現場は回っていきません
人に指示を出したり教育をするって命令だけではありません
その人に伝わり易い言い方や教育方法を編み出していかなければなりません
かつての職場にいた人は「プライドが高くて見栄っ張り」が原因だったので、一番ベテランで年長者が教育係についたら「返事だけ」が激減しました