トモーヌのひとりごと

レゴや音楽、政治などを扱う雑記ブログ

黒板vsホワイトボード 学校は黒板の方が良い理由

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近年の学校では黒板を無くしホワイトボードを設置するところが増えているそうです

プロジェクターをそのまま使えたりするしチョークのように粉が落ちないことから一見メリットがあるように思えます

しかしよく考えてみると「黒板の方がいいぞ」と思う事があります

今回は黒板について書いていきます

黒板のメリット

古くから使われている黒板、日本では1872年ごろアメリカから持ち込まれて普及していったそうだ

当時は文字通り黒色だったが、戦後1954年ごろに黒色から緑色に変わった

私達が目にする黒板は緑色である

では黒板のメリット書いていく

目が疲れにくい

学校での授業の時間は非常に長い

休み時間があるとはいえ、1日の大半が授業である

長時間の授業において目の疲れは難敵である

故に目が疲れないようにすることは授業を集中させる条件でもあるのだ

ホワイトボードの場合、明るい部屋で白地に黒文字となるで目が疲れやすい

家でテスト勉強する時も、明るい部屋に白地のノートに黒文字なので同じく目が疲れやすいのだ

このように基本的に白と黒の組み合わせは目にとって疲れやすいのである

 

私達が「物体を見る」ということは、その物体の反射光を見ているわけだ

そして反射する光の種類で色が決まっている

黒色は反射光が無い状態なのである

逆に白色は光のほとんどを反射するので私達は「白色」と認識する

太陽を直視したとき色を感じないだろう

あえていうなら「強い光の白色」と言ったところか

このように白色というのは反射光が多いので目にとっても刺激が強いのだ

 

黒板の場合、緑地に白文字なので負担が少ない緑色が多く視界に入ってくるので目が疲れにくいのだ

そして文字が白色なのでよく目立って見えるのだ

ちなみに元々黒色だった黒板が緑色になったのは、黒字に白文字も目の負担が大きいと考えられていたと言われている

 

このメリットだけで「黒板の方が良い」と私は思える

チョークが安い

インクに比べてチョークのが安価である

貝殻や卵の殻、石灰岩などが原料となる炭酸カルシウムで作られているため環境にも優しい

毎日使う消耗品が安く済むのは学校運営にとっても良いことである

字が見やすい

最初の項にも書いたが、緑ベースに白色の組合せは見やすいし目に優しい

ただ字が下手な人が書くと読めないことがある

チョークが太いのが原因ではあるが、単純に字が下手なのが一番の原因なので「綺麗に書いてくれ」としか言えません

黒板のデメリット

基本的に馴染み深い黒板ではあるがもちろんデメリットもあるのだ

汚れるし粉が飛散する

チョークを削るように書くので粉が飛散してしまうし手が汚れる

原料が自然のものなので別に害は無いのだが不快にはなる

黒板消しを掃除する時も粉が飛散して不愉快に感じる人は多いはずだ

掃除が面倒なのは欠点である

消しづらい

ホワイトボードならサッとひと拭きで字が消えるが、黒板の場合は何度も拭かないと消えない

粉を拭き取っているわけなので、粉が大量に付着した黒板消しでは消えにくくなってしまう

頻繁に黒板消しを掃除するのも面倒な話であるし、時間を取られるのも不愉快である

ホワイトボードのメリット

私としてはホワイトボードは好まないのでオススメしたくはないのだが、それでは偏ってしまうのでホワイトボードのメリットも考えてみた

意外にホワイトボードも悪くはないかもしれない

見た目がキレイ

白色というのは清潔なイメージのせいかキレイに感じる

そして教室も明るく感じるので気分的にも良いかもしれない

見た目が良いのは立派なメリットである

字が見やすい(条件アリ)

黒板の方が字が見やすいと思う私だが、実はホワイトボードも見やすいことがある

ただ条件がある

  • 目が悪い場合
  • 短時間であれば良い

目が悪い人に聞くとホワイトボードの方が見やすいそうだ

理由は「白地に黒文字のほうが刺激が強いのでよく見える」である

普通に考えたら白と黒の組み合わせは目への負担が大きいが、視力が弱い場合は丁度良いのかもしれない 

短時間であればホワイトボードであっても目の負担を少なく抑えられるので問題はないでしょうし、刺激が強い組み合わせは記憶し易いのでメリットと考えてよいでしょう

掃除が楽

ホワイトボードのメリットで一番来るのがこれです

サッとひと吹きでキレイになるので楽です

とはいえ多少の粉は発生するので、たまにはしっかりとした掃除が必要です

文字が書きやすい

ホワイトボードはすべり易いのでペン先がスッと流れますから、人によっては書きやすいと思います

これは好みの問題でもありますが

ホワイトボードのデメリット

便利なホワイトボードもデメリットがあります

黒板と比べるとネックなものが多いかと

目が疲れる

白色なので反射光が多いので目への負担が大きいです

長時間見ていると目が疲れて集中力も無くなってきます

最近の学校では教室の証明にLEDを導入しており、ホワイトボードとの組み合わせで更に目に負担がきてしまう

何度も言うが長時間の授業では目の負担がネックになるので、目が疲れる環境は勉学にとってマイナスである

私の場合だと目がチカチカしてしまい30分くらいでダウンである

 

ただ、真っ白でなければある程度負担は軽減する

白色といっても種類は多い

例えば青が入った白色や、黄色が少し混じった白色などなど色んな白色がある

このブログも白地ではあるが真っ白ではなく、やや黄色が交じった白色なのだ

なぜこんな色にしたのかの理由は目の負担を考えているからなのである

ついでに言うが文字の色も真黒ではなく、やや薄めの黒色だ

 

やや色の付いた白色のボードと薄めの黒色のマーカーの組み合わせならば目の負担はかなり軽減するだろう

探せばありそうなので既に導入している学校もあるかもしれないね

とはいえ負担を軽減しているだけなので、白と黒の組み合わせには変わりないから基本的には目にとって負担になってしまう

何か良い方法はないものかね

字のあとが残る

ホワイトボードは字を消しても字のあとが残ってしまう

光の反射具合でそのあとが浮かび上がってくるだろう

そして字を消し忘れて長時間置いてしまうと消えにくくなってしまい字のあとが残りやすくなる

これをキレイにするのは至難の業である

まとめ

私が黒板をオススメするのは「目が疲れない」からである

長時間の授業を受けるにあたって目の負担は死活問題であるので、負担が少ない黒板をオススメしたいところだ

ま、目の負担を軽減したホワイトボードが普及するだろうから、それに期待することにする