技術の進歩と共に物の輸送方法も変化していきますね
なんと日本郵便がドローンを使って郵便局間輸送をするらしい!
果たして人手不足による労働力低下を解消できるのか?
ドローンでどんな輸送を?
日本郵便によると福島県で2つの郵便局の間を飛ぶらしい
長さは約9kmで1日最大4フライトだそうだ
このように経路も決まっており、フライト中の時間に周辺にいれば日本郵便のドローンを見れるかもしれませんね
ドローンの見た目はこんな感じだ
重さは約7kgで最高速度は時速72kmほど出るらしいが、輸送時は最高でも時速54kmまでに止めておくそうだ
荷物は2kgまで搭載予定としている
万が一故障などで墜落の危険が発生しても非常用のパラシュートがあるので、落下による人的被害は最小限に抑えれるかと思われる
完全自立制御と書いてあるので自動運転なのかな?
パソコン画面上での監視はするが、補助員を外に配置はしないそうだ
渋滞も関係ない空ならば輸送時間を短縮出来るし、人手不足がこれから深刻になっていく日本においては希望の星かもしれません
ドローンで出来る事
日本郵便で使うドローンのメーカーはACSLってところで、会社HPにもドローンの画像が載っている
DELIVERY - ACSL | 株式会社自律制御システム研究所
ドローンを使っての運搬などを主な業務にしているようだね
この会社のHPを見ると運搬以外にもドローンが使われているようだ
- 建物やインフラの点検
- 計量・測量
- 防災・災害
近年のドローンは高精度のカメラを搭載しており、撮った写真・動画が非常にキレイである
ドローンで撮影した動画はYoutubeでもそこそこ人気である
その精度の良いカメラで、人力では困難な場所の点検が可能になるわけだ
用途により搭載するカメラを変更できるようで、高速飛行時でも鮮明な画像が撮れると言われる4眼カメラや、災害時や人の捜索に有効な赤外線カメラなどがある
空を制すればあらゆることが可能になるのだ
ドローンの問題点
今回の話は1台によるフライトなので問題よりも期待のほうが大きいだろう
しかしよくよく考えてみたら問題点は出てくるのだ
例えば騒音である
Youtubeにあるようなドローンの映像は音が無いかBGMが付いたものである
ドローンの音は入っていないことが多い
実はドローンは結構音が大きい
音が小さいものあるが本体が小さいのがほとんどで、今回のニュースにあるようなサイズではまだまだ音が大きい
音量は約80dBほどで、人の怒鳴り声やテレビやラジオの大音量と同じくらいなのだ
故に近くを飛べば「ん?なんだ?」となるはずだ
1台だけなら別にそこまで気にならないかもしれないが、これが数台数十台となると話は変わる
騒音と判断されるかもしれないのだ
そうなるとせっかく便利でも使用頻度に制限がかかってくる
深夜飛ばすのも難しいかもしれない
音が小さいドローンはこれから登場するだろうけど、しばらくは騒音対策が必要なのだ
次に考えられる問題は「重要書類は運べるのか?」である
ある程度の高度はあるから心配しなくてもいいかもしれないが、完全無人状態で飛行するドローンが重要書類を運搬していた場合、狙われる可能性もある
同じようなドローンを飛ばしてきて墜落させるかもしれない
中身を持っていかれたら一大事である
重要書類があろうがなかろうがイタズラをされる危険は大いにあるだろうと思われる
非常時にパラシュートで降下しても、その後に破壊されてしまってはたまったもんじゃない
セキュリティーの課題はまだまだあると思う
まとめ
一時は問題になったドローンですが、使い方を考えれば非常に便利なものになります
これから郵便でドローンが使われるようになれば他の企業も真似をするでしょうから、ドローンの需要は上がると思うのです
なので「セキュリティーの問題」と「イタズラ対策」を具体的に考えていくことが大切かなと