トモーヌのひとりごと

レゴや音楽、政治などを扱う雑記ブログ

ピアノの魔術師 フランツ・リストの魅力

f:id:tomooooon-jesse-oitan:20181201175417j:plain

フランツ・リスト

ピアノを習っている人は知っているであろう作曲家だ

彼の曲を演奏するのを目標にしている人は多いだろう!

プロやアマの演奏会でもよく弾かれるので彼の曲を聴いたことがある人は多いはずだ

「リストのは難しい曲が多い」と言われるように超絶技巧曲のイメージが強いリストだが、彼の人間性を知ればまた一段と魅力的に感じるだろう

生い立ち

フランツ・リストは1811年、ハンガリー王国(オーストリア帝国の支配下)で生まれた

ゲルマン系の家系のせいかドイツ語を幼い頃から話していたのでハンガリー語は話せない

リストは幼少期から音楽の才能があり、演奏会をいくつかこなし11歳でウィーン音楽院に入学するためにウィーンに移住した

演奏楽器はもちろんピアノだ

ウィーンでの演奏会で50代になった「ベートーヴェン」に会い賞賛してもらったことがある

15歳にしてピアノ教師としての仕事をし恋にも精を出した

今風に言えば「学校通いながらバイトをして彼女と付き合う」って感じなのでリア充といえるのだ

19歳の時、イタリアのヴァイオリニストである「ニコロ・パガニーニ」の演奏を聴きにいく

超絶技巧奏者として名高いパガニーニのあまりにも凄まじい演奏にリストは感化され、「俺はピアノのピアノのパガニーニになってやる」とこれまで以上にピアノの練習にのめり込む

後にパガニーニの曲を編曲した「パガニーニによる大練習曲」を発表している

その後もピアニストとして爆発的人気者となり数多くの逸話を残している

多くの恋を経ていたリストは24歳の時にマリーという女性と同棲生活をし3人の子供を授かるが、マリーとの関係は永遠のものとならずリストが33歳の時に別れることになった

その後もピアニストとして活躍したリストは各地を転々とした後にローマに移住する

晩年多くの病気に苦しまれることにはなったが作品は書き続けていた

1886年に心筋梗塞で亡くなる

74歳だった

 

捕捉だがリストの娘はワーグナーの奥さんである

リストの音楽スタイル

彼の演奏会は今風に言うとコンサートである

ピアニストとしての彼はロックスターだ

彼の楽曲は音が多く演奏効果が大きく派手である

演奏も激しくいくつものピアノを破壊した

コンサートを開けば熱狂的な女性ファンが押し寄せて混乱状態になるし、リストの演奏を聴いたファンが失神したりとロックスターのような逸話が残っている

リスト自身も激しい演奏の為に失神して騒ぎになったりとお騒がせな話である

日本で言うとYOSHIKIに近いかもしれませんね

 

通常演奏会は1台のピアノを設置するのだが、リストの演奏が激しくてすぐ壊れるために複数台用意されていた

ピアノ壊しのリストの演奏に耐え、後に世界三大ピアノメーカーと呼ばれるようになる「ベーゼンドルファー」は愛用のピアノだったそうだ

 

失神、楽器破壊、熱狂的ファン

まるでX JAPANみたいですね

女性関係

リストの数多くのエピソードの中で避けて通れないネタは女性関係である

ピアニストとしての活動と平行して恋愛にも全力で取り組んでいた

常に恋人を作り愛人を作り、リストと関係を持った女性は非常に多かったらしい

「出会い厨」ってレベルじゃないだろうと思われる

もし現代にリストがいてスマホを手にしたら大変なことになっていただろう

 

長身で長髪のイケメンだったリストはさぞモテに違いないが、10代のころから関係を持った女性があまりにも多すぎて実の父に「お前の女性関係が心配だ」と言われたこともある

スキャンダルの多さが他の作曲家と比べてべらぼうに多くてリスト以上の男はいないだろうと思われる

同じく「生涯彼女がいない時期がなかった」と言われるベートーヴェンをも凌駕するのがフランツ・リストなのである

 

いつの時代も長身長髪のイケメンで尚且つ音楽家ってモテるんだよね

まとめ

フランツ・リストはクラシック界では異例の男

アイドル的、カリスマ的、ロックスター的、色々な言い方はあるが凄まじい人気を博したのだ

ピアノの技術はトップクラスで作曲した作品もロックなものが多い

 

もしリストの曲を練習しているのであれば「俺がNO.1だ!」と思いっきり激しく派手に演奏してみてください

そうすればリストの気持ちを体感出来るかもしれませんよ