冒険心溢れる車って良いものですね
今回は日産自動車の迷車、1代で終わってしまった車を紹介しよう
パオ
かつて日産が出していたレトロな車シリーズのひとつである
#乗りたいクルマを教えて
— つば@カブ主 (@6T4L34PqRJTInXW) August 15, 2019
日産パオ
・見た目がレトロで可愛い
・内装も昔風になってる
・三角窓がある‼️
今は安全性とか燃費とか優先で正直面白い車がないよね。快適過ぎも乗ってて面白かない。またこういうレトロな車作って欲しいな。
作っても売れないかな? pic.twitter.com/Z07QuMTpBw
マーチをベースに作られたパオはレトロな見た目が売りの車である
内装も昔の車のように細めのハンドルや古臭さを感じさせるメーター、外装は三角窓やシンプルなデザインのテールランプ、塗装の仕上がりが昔風なのが良い
ラフな格好で運転するのが似合う車であるし、女性が運転しているのも絵になる
個人的には画家や写真家が乗っているイメージが強い
発売からかなりの年数が経つが、元々デザインがレトロなだけあって古くなればなるほど味が出る名車である
もう日産にこんな車を作る気は無いのだろうと思うと悲しいものだ
ラシーン
ちょっぴりレトロな雰囲気があるクロスオーバーSUV
日産パイクカーシリーズの最後にして大ヒット、ロングセラーを巻き起こした『ラシーン』。一度もフルモデルチェンをすることなく実は6年間も販売されていたんです。
— Motorz編集部【公式】 (@Motorz_jp) December 4, 2018
ちなみに中の人的には、このクルマでキャンプに行きたくなっちゃいます。https://t.co/gZM9hH9N16#日産 #ラシーン #ドラえもん pic.twitter.com/3i477L6pIG
角ばったエクステリアが魅力のSUVのラシーンは90年代の日産の人気車種である
見た目では分かり難いがボディサイズは小さく、今の時代なら小型SUVのサイズである
ミニバンに比べて全長が短いので、大きな車を運転するのが苦手な人には嬉しいサイズである
ドラえもんをイメージキャラクターに起用し「僕達のどこでもドア」をキャッチコピーとして売り出した
角ばった見た目とドラえもん効果のせいか、今でも中古市場で人気が高いようだ
ミッションは4速オートマ以外に5足マニュアル仕様があるので、マニュアル好きなユーザーにもオススメなのだ
パオと同じく発売から年数が経てば経つほど味が出る車なので、中古相場もこれから上がっていくだろうと予想される
バサラ
ホンダオデッセイをライバルに売り出した5ドアミニバンである
【310】日産 バサラ
— 自動車CM図鑑 (@car_cm_2015) November 20, 2016
ルネッサのプラットフォームを基に開発され、プレサージュと共通したエンジン、シャシ、ボディを持っている。多彩なシートアレンジを特徴としており、エンジンはガソリンが3LのV6と直4の2.4L、そしてディーゼルの2.5L直4直噴の3種類が用意された。 pic.twitter.com/w1mKbPmq7z
兄弟車のプレサージュとはプロントとリアランプが違うだけで、他はほぼプレサージュと同じである
ライバルはホンダオデッセイなどの5ドアミニバンであるが、既に大ヒットしていたオデッセイに勝てるわけもなく、4年で販売終了となった悲運の車である
搭載エンジンのバリエーションが多く、V6・3000cc、直4・2500ccと2400ccに直4・2500ccディーゼルターボが設定されていた
当時、日産で働いていた人の話を聞くと「あんなダサいミニバン売れるわけないじゃん」と酷評していた
若者向けならホンダオデッセイがあるし、年配者向けなら三菱シャリオグランディスがあったせいで、バサラの入る余地がなかったと思われる
とはいえ実際に乗ってみると内装は悪くないし乗り心地も良いほうである
日産の売り方が下手だったのかもしれない
レパードJ.フェリー
これぞ迷車である
こんばんは!日産レンタカーです(╹◡╹)
— 日産レンタカー (@nissan_rentacar) February 19, 2018
なんともバブリーな車、その名も「レパード Jフェリー」✨
丸みを帯びた外観とやたら高級感漂う室内☝🏻あの特徴的なヒップデザインはなんとも言えない雰囲気ですね…👏🏻
今乗っていればきっと街行く人の目線を釘付けに出来ること間違いなし❗️ pic.twitter.com/nQRL1Xwnbj
アメリカでは売れたそうだが日本では全く売れなかった車である
とにかく見た目がダサいのが特徴で、当時の日産で働いていた人曰く「一体誰がOK出したんだ?って疑問しかなかった」だそうだ
とはいえ内装は非常に豪華で、同じ年代のセドリック・グロリアよりも高級感があると言われていた
こんな見た目だが搭載エンジンは大排気量であり、V8・4000ccとV6・2960ccが設定されていた
ちなみにV8エンジンはシーマに搭載されているものと同じで、J.フェリーのほうが車重が軽いせいか、加速は良かったようだ
元々レパードはトヨタ・ソアラをライバル視するような、2ドアハードトップのイメージが強い車種だった
硬派で高級な男のクーペというのがレパードの持ち味だったのに対して、このレパードJ.フェリーはただ単にダサい車である
ファンの好みを無視して迷走している感があるし、グロリアやシーマとの住み分けも中途半端で何をしたかったのか不明である
今では初代インフィニティQ45と同じく希少車であるが、別に中古相場での値段が高いわけでもない
冒険心は認めるがレパードの歴史を終わらせる決定打になったのは、おそらくコレのせいである
R33GT-R 4ドアセダン
知る人ぞ知る希少車中の希少車である
R33のオーテックバージョン。これが新車で売られていた頃から座間にずっといた個体らしく、怪しい車ではないだろうかと睨んでいるのだが今のところ詳細不明。座間工場では村山工場でラインオフした4ドアGT-Rを運び込み、細かい部品やバッジなどを特装車のラインで取り付けて出荷していたらしいが pic.twitter.com/1s5mj2RA6a
— Bou_CK (@Bou_CK) February 2, 2019
GT-Rといえば2ドアのイメージが強いが、ハコスカとR33は4ドア仕様が売られていた
元々R33は歴代のGT-Rの中でも失敗作と言われ評価が低いほうであったが、動作性能は悪くなくボディ剛性も高い
4ドア仕様は2ドアより若干全長が長くなっているだけで他は2ドアと同じである
価格は当時498万円だが、台数が少なく中古相場では高値が付く
280馬力ではあるがマフラーを社外品に交換したりリミッターを解除すると、300馬力を超えて400馬力に匹敵することが普通だったらしい
最速のセダンのひとつと言えるだろうね
おわりに
日産自動車は良くも悪くも冒険心があるメーカーである
レトロな車をもう一度作ってほしいところだ
そして硬派で男心を擽る車も発表してほしいと願う