トモーヌのひとりごと

レゴや音楽、政治などを扱う雑記ブログ

円安礼賛はもう古い:日本で円安が「国民に優しい」わけがない

結論。日本みたいな輸入依存国家で円安を喜ぶのは、家計の敵を味方だと思い込むのに近いです。円安は一部の勝ち組を作る一方で、国民全体には「値上げ」という形で確実にダメージを入れます。円高のほうがメリットが大きい理由は、わりと単純です。

 


1) 円安の正体は「生活必需品への罰ゲーム」

日本は資源国じゃない。
エネルギーも食料も原材料も、海外から買ってる。つまり円安は、

  • 電気代

  • ガス代

  • ガソリン代

  • 食料品

  • 日用品

  • 物流費(=全商品の値段)

ここ全部に波及する。

「企業努力で吸収」とかいう綺麗事も、現実はこうです。
吸収できないから値上げ、値上げできないなら賃上げも投資も削る。結果、誰が死ぬか?家計と中小企業です。

円安で国民が豊かになる?
いや、逆。同じ給料で買える量が減る。これが円安の本質です。


2) 円安がもたらすのは“好景気”じゃなくて“貧乏の均一化”

円安で「輸出企業が儲かる」って話、ここが雑なんです。

  • 儲かるのは主に大企業、しかも一部のセクター

  • その利益が国民全体に均等に回る保証はない

  • 物価高は国民全体に等しく刺さる(むしろ低所得ほど重い)

つまりこうなる。

「値上げの痛みは全員、円安のご褒美は一部」

これで円安を“国益”とか言い出すなら、国益の定義がズレてます。


3) 円安は“見えない社会保険料”みたいなもの

増税って言えば炎上する。
でも円安は、政治的コストゼロで国民から購買力を奪える。

  • 輸入品が上がる

  • エネルギーが上がる

  • あらゆる価格が上がる

  • 実質賃金が削れる

これ、実質的に家計への強制徴収と似た構造です。
しかも納得感ゼロ。「なぜ払ってるのか」すら見えない。


4) 日本で円高が強い理由:結局、国は“買う力”で決まる

円高のメリットは地味じゃありません。むしろ国力の根幹です。

  • エネルギー・食料が安くなる

  • 原材料が安くなる

  • 設備投資や機械が安くなる

  • 物価が落ち着く

  • 実質賃金が上がりやすい

  • 消費が戻る(内需が強くなる)

日本は「輸出だけで飯を食う国」ではない。
大多数は国内で働いて国内で消費して生きてる
だから生活コストが下がる円高は、国民の幸福に直結しやすい。


5) 「円高だと輸出が死ぬ!」← これも雑。論点は“急変”か“安定”か

円高が悪いんじゃない。
企業が嫌うのは乱高下です。

円が安定してれば、企業は

  • 価格戦略を組める

  • 原価の見通しが立つ

  • 投資判断ができる

逆に、円安でも乱高下すると地獄。
原材料が読めない、輸入も輸出も計画が立たない。
つまり必要なのは「円安円高の宗教戦争」じゃなくて、安定した為替

そのうえで言うと、日本は“安定した円高寄り”の方が生活コスト面で勝ちやすい


6) 円安が続くと、最後に起きるのは「国の安売り」

円安が長引くと何が起きるか。

  • 外国人から見て日本が激安

  • 観光だけじゃない、企業も不動産も“バーゲンセール”

  • 国内の賃金は上がらず、物価だけ上がる

  • 若者は希望を失う(これが一番キツい)

これを「競争力」と呼ぶのは、ただの言い換えです。
安い国になってるだけ


まとめ:円安は“国民の財布”を削る。円高は“国民の生活”を守る

円安のメリットは限定的。
円安のデメリットは全国民に広く刺さる。

だから日本では、
円高(少なくとも円安の放置より)を目指したほうが、国民全体の得が大きい
円安礼賛は、結局「誰が得してる話なの?」ってところを誤魔化してるだけです。