
ONE PIECE(ワンピース)は今は世界中で愛されている作品である。登場から約30年ほど経ちましたが、未だに人気が絶えない名作。。。
そんな定型文みたいな前置きはやめ!
ONE PIECEつまらなくないですか?
面白いですかね??
実は私はONE PIECEが連載始めた当時、ジャンプで1話目を読んで「クソ面白いこれ!」と思ってしばらく読んでいました!コミックも買いました!
しかし、ある話から急に面白くなくなりました。
そしてコミックも買わなくなりました。
その理由を説明します。
そもそも海賊の話だよな??
ONE PIECEの始まりは、村の少年が停泊していた海賊にあこがれて、海賊たちが持っていた秘宝である悪魔の実を食べてしまいゴム人間になってしまった。
超人になる代わりに海に嫌われてしまい、全く泳げない体になってしまうデメリットを負う。
海で溺れそうなルフィが巨大な魚に襲われそうになったところを、シャンクスが助けに来て難を逃れる。しかしシャンクスは片腕を喰われてしまう。そのことでルフィは泣き崩れる。
数日後にシャンクス達は船出をする時、ルフィは立派な海賊になると宣言。シャンクスはそんなルフィを茶化すも、ルフィの真剣な気持ちを感じたシャンクスは自分の被っていた麦わら帽子をルフィに託す。
立派な海賊になった時に返しに来いと。
シャンクスは旅立った後、10年が経過した。
成長したルフィは小舟に乗り海に出る。かつて襲ってきた巨大な魚の怪物と戦い、一撃で倒す。
青年ルフィが大海原に旅立って行く。。。
とまあこんな話だったはずだ。
とっても面白くて少年心をくすぐる内容だ。どんな物語が始まるのかワクワクしたものである。
しかし!
今のONE PIECEって海賊関係ない話じゃないか??
結局何が目的の話なのかわからないし、いつの間にかシャンクスも超人みたいになってしまった。
帆船に大砲、大航海時代(15世紀から17世紀頃)を思わせる世界感で、新たな大地を探す時代だ。まあ海軍の規模と船のデザイン的には1700年後半の雰囲気があるが。
そんな時代の海賊といえば、ならず者達の集まりだ。そんな中で自由と自分たちの正義を持った特殊な海賊(義賊と言っても良いかも)がルフィ一味なのではないかと思っていたのだ。
漫画なのでファンタジー要素を入れるのは当然だし、表現の自由だからどう描いてもOKなわけだが、それでも言いたい。
結局海賊って何よ?
登場キャラクター増え過ぎ問題
これは多くの読者が思う事じゃないだろうか。キャラクターが非常に多くて整理しきれない。すぐに新キャラを出してしまい、まるでファミレスのメニューのようだ。いやもはやスーパーマーケットの品ぞろえに匹敵するだろう。
キャラクター増え過ぎ問題は深刻なもので、やればやるほどキャラクターの個性を維持することが困難になる。一人ひとりの個性が薄くなるし、記憶も曖昧になりがちだ。
あと過去の話で登場したキャラクターが再登場も多い。新キャラクターと新たな舞台に再登場となると個性と世界観を維持するのは非常に難しいだろう。例えばクロコダイルが初登場時はまるでラスボス感が出ていた。しかし再登場した時には利害の一致からルフィと共に脱獄したりとラスボス感が無くなってしまった。完全な敵キャラのポジションが崩れている。
このように再登場によって立ち位置が以前と変化し過ぎでキャラ崩壊が起こってしまいがちである。それをOKとする読者が多いのかもしれないが、私としてはNGだ。
配色が目に悪い
近年のONE PIECEは非常に色使いが悪い。目がチカチカしますし、キャラクターの色が多彩過ぎます。
まるで配色が近未来、Cyberpunk2077みたいな配色です。
Cyberpunkは未来の世界だからOKですが、ONE PIECEでこの配色はちょっといただけませんね。
強さのインフレが酷い
戦うシーンが多い作品にありがちなのがこれだ。強い敵が現れ味方が強くなる、そしてさらに強い敵が現れて味方も強くなる。この繰り返しの結果、強さのインフレが起きてしまうのである。
これはドラゴンボールやNARUTOでも起きた現象で、長期作品では仕方ないことなのかもしれないが、多くの場合は収拾付かなくなってしまい飽きてしまう。
結果として超人だらけになってしまい、特殊能力ありきの世界となってしまう。初期に登場したクラハドールことキャプテン・クロのような強さが丁度良いだろう。
悪魔の実の特別感が無い
他の能力が強力になったことと悪魔の実の能力者が増え過ぎた結果、悪魔の実の特別感が無くなっています。初期の頃は特別感があり、能力者と出会うことは確率の低いことでした。
しかし今ではどうだろうか?
増え過ぎて覚えきれない!
こんなに必要かね?
お涙頂戴の描写が多い
まあ初期の頃は「いい話だなー」って思っていましたけど、こう頻繁にお涙頂戴の描写が多いと飽きますね。NARUTOでも同じようなことが起きていましたが、いちいちお涙頂戴を思わす描写を入れなくても良いでしょう。
感動の押し付けとも言えますね。
回想シーンが多い
これはお涙頂戴の話に続くのですが、長期アニメとなると回想シーンが多くなってしまうのはよくあることです。このせいで話の展開が遅くなり、テンポが悪いせいで飽きてしまいます。
いちいち登場キャラに回想シーンをつけていたらだるいですよね。まあ尺を稼げるのは理解出来るんですけどね。
キャラが増えた事と回想シーンが多くなったことで、非常にテンポが悪い作品になり下がったといえます。
もはや何の話か分からない
これまで話した内容を総合的に判断すると、もはや何のお話なのかがわかりません。
一体ルフィ達はどこへ向かっていくのでしょうかね?
元ファンからすると行方不明になった作品にしか思えませんね。
私としてはアラバスタ編がクライマックスでした。丁度この頃から面白さが無くなってしまったと記憶していますね。