日を追うごとに感染が広がるコロナウイルス
1世帯マスク2枚配布の話で批判殺到の安倍政権
どう考えてもアホなんですが、一方で「ちゃんとした情報を見れば政府は仕事している」という意見もありました
ってことで本当にちゃんとやっているのかどうかをチェックしましょう
その情報とやらは首相官邸のHPに掲載されているようです
対応が遅いのは確かである
最初に言っておきますが、基本的に安倍政権の対応は遅いです
そしてマスクの件、1世帯2枚というどうやって決めたのかよくわからないことをする時点でアホです
まあそもそも「口頭決済」やら「公文書改竄」といった問題が出てくるような政権を信用することが難しいって話です
金銭的支援は貸付が基本
首相官邸のHPの「(4)事業の売り上げの激減への対応策」の項を見てみました
どれも基本的には貸付が基本で、海外のように給付というのは期待できません
基本的に全部リンクを貼り付けただけで、公文書特有の言い回しの為に読みにくく感じる人もいるでしょう
では一つ一つ書いていきます
売り上げの激減で、事業を継続できない
これは事業を営んでいる人向けの項目ですね
日本政策金融公庫という財務省所管の特殊会社を中心に「新型コロナウイルス感染症特別貸付制度」を創設しました!って話です
その予算規模は総額1.6兆円!
少ねぇ!
そして国税の納付の猶予制度にも書かれていて、
- 原則として1年間納付を猶予する
- 猶予期間中の延滞税が全部又は一部免除
とまあ国税納付そのものが免除というはありません!
「利子とか借入保証はしてやるから頑張れ!」
ま、これがメッセージなのでしょう
他にもセーフティーネット保証やら危機関連保証やらありますが、借入保証がどのくらいかって話なんですよ
資金ショートの危険がある事業者は助かるかもしれませんが、不景気がしばらく続けば持ちこたえれる可能性が低くなってしまいます
ま、それでも必要としている人はいるでしょう
財務省のHPに相談先の連絡番号が載っています
お悩みの方はお問い合わせを
収入が減って、生活資金さえ枯渇してしまう
これは皆が該当する項目ですね
生活資金でお悩みの人に緊急小口資金とうの特例貸付を実施するようです
貸付対象は以下の通り
- 低所得者世帯(生活資金を借りる宛が無い世帯。非課税世帯か?)
- 障害者世帯(身体障害者、療育、精神障害者保健福祉の手帳を持ってる世帯)
- 高齢者世帯(65歳以上の高齢者がいる世帯)
無利子で連帯保証人がいなくても借りることが可能!
消費者金融や銀行よりは良心的ですね
コロナの影響で緩和された点が、生活費用の貸付の「保証人無しだと年1.5%の利子」です
ってアホか
償還期限が10年以内とはいえ、明日どうなるか分からない人が借金を背負うのは辛いものです
コロナウイルスのようなパンデミックは個人の過失ではないのにね
休業する人は緊急小口資金っていうのを受けれるのですが、無利子で保証人不要で償還期限は2年以内です
ちなみに借りれる金額はどちらも月10万~20万円ほどですので、生活保護を貰いに行ったほうが良いでしょう
上下水道、公営ガス、電気・ガス、携帯電話、固定電話・インターネットサービスの料金も支払えない
まあ要は光熱費+回線代の支払いが厳しくなってしまった人への項目です
- 上下水道と公営ガスは支払猶予で、具体的には地方が決めるみたい
- 電気料金とガス料金は支払猶予
- 固定電話・ネット料金については支払猶予
…全部「支払猶予」だそうです!
生活困窮者が数か月路頭に迷えば、生活費用の支払いが溜まっていきます
そら分割での支払い相談は出来るでしょうが、かなりの金額に達するでしょうね
「とりあえず支払猶予が欲しい!」って人は当該の期間に相談してください
従業員への給与を支給できない
コロナの影響で月の収入が少なくて「どうしよう!従業員に給与を渡せない」という方への項目ですね
雇用調整助成金という制度がありまして、簡単に説明するとこんな感じ
コロナのせいで休業したら、そこで働いている従業員に休業手当の90%を国が負担する
おお!やっと少しはマトモなものが出てきましたね
この助成金は上限が日額8,330円で、出勤日で金額が変わります
休業手当は企業の就業規則で決められていて、私の勤め先のようには大体は60%のところが多いでしょう
この休業手当での費用を最大90%(上限日額8,330円)を国が負担して、後を会社が負担するという話なのですね
私はコレを見てケチ臭いと思いました
残りの項目も似たり寄ったりである
全ての項目について書こうと思ったのですが、同じリンクが貼ってあったり「支払の猶予」が基本だったり、税金や社会保険料についても「納付の猶予」と書かれていました
結局「全額支払え!」ってことです
借金と支払猶予が安倍政権の支援なんですね
唯一、役に立ちそうだったのが雇用調整助成金くらいです
資料を何枚も見ていて目が疲れましたが、内容で頭が疲れてしまいました
役に立ちそうなもの(金以外)
頑張って探してみたら2つ発見しました
- 運転免許については、警察に言えば更新期限後3ヶ月は運転出来る(しかしその間に通常講習を受けなければならない)
- 運転免許を失効したとしても、最長3年以内かつコロナ拡大の終息から1か月以内であれば、学科と技能試験が免除されて運転免許の再取得が出来る
2つとも運転免許についての項目です
ま、日本のどこかには助かる人がいるでしょう
相談先のまとめ
役所って分かりにくいHPになりがちです
問い合わせ先を探すのも一苦労
こんな思いが通じたのか分かりませんが、首相官邸のHPが問い合わせ先リンク集を作ったみたいです
関係省庁等が開設している主な相談窓口 | 首相官邸ホームページ
ま、やらないよりはマシという考えもありますから、今問題を抱えている人は問い合わせをしてみましょう
結論「安倍政権は無能」
感染の広がりが大規模で緊急事態だというのに、ロクな対策案を出せない安倍政権は無能でしょう
金銭面では貸付がほとんどでしたからね
これが給付ばかりなら評価も支持率も上がったのにバカですね
こういう時くらいは海外を見習ってほしいものです
日本に住む人全員に一律で20万円くらい出して、消費税を減税するのが最もマトモかと思います
いちいち複雑にしたり対象の条件を細かく設定することは、役所の仕事を増やしますし反映まで時間がかかる要因です
ちなみに布マスク配る案はアホ丸出しです
大体そんな案を決める前に給付の案を先に決めておけば、ここまで批判が出なかったはず
麻生太郎は金を配ることに反対しているそうですが、リーマンショック後に奴がやった定額給付金はたった12,000円のを覚えていないのでしょうかね?
そんなケチなことをしておいて何を言っているんでしょうね
やっぱりアホなんでしょう
さて、ネット上で「安倍政権はちゃんとやっている」「やっていることをちゃんと報道していない」やら擁護する人がチラホラいたので実際に調べてみたわけですが、残念な事実しかありませんでした
さっさと金配って減税しろ!アホ政権!