いつ合うかわからない交通事故
事故ったら、身体的損傷だけでなく相手方と揉めるので精神的にも参ってしまいますね
たとえこちら側が過失0であっても大概揉めますのでスムーズに終わりません
「事故後、相手方の保険会社とどう対応していけばいい?」
今回は交通事故被害者の為に書いていこうかなと思います
保険屋は安く済ませようとしてくる
こんなツイートを見つけました
先週、高速で大型トラックに追突された事故の件で、先ほど相手方の損保ジャパン日本興亜から電話があった。過失責任ゼロの事故で、走行距離1万2千キロのソニカが全損。「お支払い賠償額は11万9千円になります」だって。「どうしても修理したいのなら止めませんが、50万円ほど自己負担になります。とも pic.twitter.com/r4iuhdPRBr
— よごれん (@yogoren) December 19, 2018
概要を簡単に説明すると、ツイ主側の過失割合が0の事故
相手側の保険屋から「(車両全損の)お支払い賠償額は11万9千円」と言われ、納得が出来ずに電話を切ると「25万2千円」と提示してきた
「一体、保険屋が提示してくる賠償額にはどんな根拠があるのか?」
という話である
保険会社の車両補償は「修理代」と「全損」の二つの金額を比べて安いほうを提示してくる
このツイートの方の場合だと、画像を見る限り修理代はべらぼうに高い金額になるのは予想出来る
もう一台車が買える値段になるだろう
では「全損」はどう計算されるのだろうか?
実は保険会社は自分達の業界でのみ閲覧出来るデーターがあるらしい
そこに載っている相場を提示してくるってわけだ
故に修理代が100万円、車両の相場が10万円とした場合、安いほうの10万円を提示してくるのだ
車両補償の相場はこちらから調べろ!
相手方の保険会社が提示してくる車両補償の額は絶対信用してはいけない
対象車両の中古相場はこちらでも調べるべきなのだ
中古車は時期や色、都道府県でも差があり、「この車両はこの金額で間違いない」と断言出来ないものである
保険会社が提示してくる相場と現在の相場が違う可能性が高いのだ
なので絶対に自分で調べることを忘れてはいけない
ちなみにこのパターンは私の身内でも経験している
過失割合0対10で、私達と相手側の保険会社との戦いになった
こちらは「同じ車両を買えるくらいの補償をよこせ!」と要求するも、保険会社からは「この車両ですと補償額は10万円です」と言われた
もちろん納得出来るわけもなく「そんな金額では無理」と拒否するも保険会社は「どんなに頑張っても11万円が限界です」と眠たい事を言ってくる
頭にきた私は「中古車の相場は季節や地域でバラつきがあるしグレードでも値段が変わる。こちらが相場のデーターを提出するから査定をやり直せ」と要求した
保険会社はしぶしぶ受け入れたので、私は必死に対象の車の相場を調べた
年式がかなり古いのもあって出てきた金額は25万円だった
印刷した資料を保険会社に提出すると返事がきた
「仰るとおり、補償額を25万円にさせていただきます」
私達の苦労が実った瞬間である
ボイスレコーダーは絶対に用意しろ
保険会社攻略法は至って簡単である
- まずレコーダーを用意する
- そしてなるべく保険会社の人間に喋らせる
- 絶対に感情的になってはいけない
こういう話し合いや示談の場で絶対にようすべきものがボイスレコーダーである
※microSDカードが必要
基本的に口頭でのやり取りが多くなるので、証拠を記録するのであればレコーダーが便利である
スマホでも録音出来るが長時間となるとなかなか厳しいし、保険会社も目の前で録音される場を見たら警戒して尻尾を出さないだろう
それだったら予めレコーダーで録音状態にしておけば間違いないのだ
せっかく録音するのだから相手に沢山喋ってもらわないといけない
後で「お前あの時こう言ったやないか」と責め立てることが可能になるし、保険会社にプレッシャーを与えることも出来る
録音する意義は「相手の言葉を取ること」なので、こちらが感情的になって喚いてしまっては意味が無くなってしまうのだ
レコーダーを使う時は「保険会社の人間に沢山喋ってもらおう!」を厳守しよう
まとめ
過失0対10の事故って「よっしゃ!全額払ってもらえる」と喜んでしまいそうだが、実際は揉めるし時間もかかる
非常に面倒なのだ
私の身内も結局解決までに3年ほどかかってしまったので、金を取れたからといっても費やした労力はかなりのものである
相手方の保険会社は基本的に敵なので容赦してはいけません
録音するのはもちろんですが、徹底的に争いましょう
納得するまでゴネまくりましょう