「日本の生産性は低い」とよく言われていますね
アメリカの半分であると不名誉な事を言われております
私達としては耳の痛い話ですが現実を受け止めなくてはいけません
そもそも生産性の低い原因は以下の通り
- 長時間労働(24時間営業など)
- 高品質なサービスを安価で提供している
これだけの要素で生産性は低くなってしまうと言われており、今の日本では当たり前の項目なんですよね
さて原因は分かっているのに何故改善されないのかを書いていきましょう
生産性=労働者の幸福度
私としては生産性が良い状態は「労働者の幸福度が高い」と同義であると提唱します
上に書いた生産性の低い原因は労働者にとって非常に負担になっていると言えるからです
長時間労働をすれば労働者は過労死のリスクを背負い、高品質なサービスを安価で提供すれば給与の割に仕事量が増え労働者の負担になってしまいます
日本のように「おもてなし」を重視すれば生産性は低くなりがちです
今の日本で幸福度が高い労働者がどれだけいるでしょうか?
低賃金で長時間労働、そして不安定な雇用に仕事以外の付き合いなどなど
とても幸福度が低いと言えると思います
日本はアホなところがあって、無駄に苦労を背負うことを美徳としていますので楽に仕事を終わらせる事を良くないと考える人が多いのです
楽に早く仕事を終わらせれば「サボっている」とか「手抜きしている」といった根拠皆無の妄想を膨らませるんです
日本は労働者を大切にしない
今の日本の現状を上手く捉えたツイートがあるので紹介します
みんな同じこと言ってる・・・ pic.twitter.com/ade02BIey7
— 暇ッキー氏 (@magic_mackee) 2018年4月10日
うーん、これは皆さんも経験があるんじゃないでしょうか?
得意分野の仕事なら3日かかる仕事を1日で出来たりするものですが、日本でそれをやれば仕事を追加されてしまいます
しかも給料は増えませんし手当ても付かない事がほとんどです
故に仕事をなるべくしない人のほうが労働単価が高いわけです
日本は仕事が出来る人ほど損をするようになっているので、優秀で頭のいい人ほど手を抜いて仕事をするようになってしまいます
そら当たり前ですよ、だって頑張っても給料増えないし頑張れば頑張るほど自分の首が絞まってしまうんだから
こんなんだと優秀な人は力を発揮してくれません
ならどうすればいいのか?
批判ばかりしていても建設的では無い話になってしまうので改善点を書いていきましょう
まず必要な事は適切な賃金を支払うことです
人の倍仕事をする人は給料を上げる、もしくはその都度手当てを付けること
つまり仕事を沢山する人ほど給料が高くなる仕組みが必要です
え?そんな事をしたら会社の負担が増える???
はい、そういう会社はどうぞ潰れてください
次に必要なのは適切な仕事量を采配する事です
いくら定時まで時間があったとしても常に100%でやらないと終わらない仕事量を振ったら労働者は疲労困憊になりヤル気も無くなります
「1日の仕事量はこれだけ!これ以上はするな!」
このようなやり方がとても分かりやすいし労働者も気が楽になるでしょう
もちろん8時間以内に終わる量でね
んで早く終わった人はそのままゆっくりするか、追加分をするか(手当て付き)を選べるようにすれば良いのです
日本は改善出来ない?
解決策を書いては見たものの、日本では実行するのは難しいでしょう
日本は変に空気を読んだり要らない気を使う風習がありますので、自分が早く仕事が終わってくつろごうとした時に必死こいて仕事をしている人を見たら「あ、手伝わないといけないかな」って思ってしまうのです
実はこういうのがネックになっちゃうのです
最初のうちはいいのですが、手助けばかりすれば時間と共にそれが普通になってしまい結果として仕事だけが増える状態を生みます
「自分の仕事は自分で完結する」って考えが低いので仕方ないのかもしれないですがね
そして労働に対して賃金以外の価値を信じているのが一番の原因であると断言します
例えば「頑張っている姿」「努力」「苦労」「付き合い」を労働の中で価値として見出そうとします
しかしこれらは直接賃金に繁栄されることが無く、上司や事業主の気分を良くするための項目なのですよ
結論から言うと、賃金以外の価値は「あなたは得しない」という事です
もしあなたがそれらを得と考えているならば少し頭を冷やしたほうがいいです
あなたよりも喜んでいる人間がいるのだから
搾取する側にとってバカ真面目なあなたは最高にコスパが良い労働者なんです
まとめ
色々書いたけど日本の生産性は向上しませんよ
うん、無理です
労働=賃金
↑この簡単な式が理解出来ずに要らない要素を入れようとする以上は不可能です
なので数年後に外国に置いてきぼりを喰らう時に気が付くんじゃないでしょうかね