トモーヌのひとりごと

レゴや音楽、政治などを扱う雑記ブログ

【時代遅れ?】消防団の問題点6つ【悪習?】

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消防団と聞いて「何それ」と思った人!簡単に説明するとな

民間で運営する消防団体の事で、ほとんどボランティアのようなものだ

皆の住んでいる地域にもあるはずだ

特に田舎に就職したり移住したりすると消防団の勧誘が来ることがあります

私は以前とある田舎町で仕事をしていた事がありまして、役場の人間とも交流がありました

そこで消防団について色々知りまして「うわー、絶対無理やわ」って思っていました

って事で今回は消防団の意義と問題点を考えていきたいと思います 

 

消防団はこんな感じ

消防署にいる消防士とは立場が違います

消防組織法に基づいて地方自治体に設置される消防機関で、自治体の条例に基づいて設置及び活動する

地方公務員という立場にはなるが非常勤特別職なので間違っても「公務員じゃん!なりたい!」って勘違いしないように!

 

主な仕事
  • 火災の消化(小規模なものから中規模まで消火活動、初期消火など)
  • 災害時の救助活動
  • パトロール
  • 消防操法

田舎だと署から離れている場所での火災だと初期消火が遅れる可能性があります

しかし火災の起きた地区の消防団がいれば初期消火が間に合いますから被害が広がらないというメリットがあるわけです

災害時の救助活動などは人手が必要なのも相まって消防団が活躍する案件になります

地理にも詳しいのも強みになるわけですな

パトロールは言うまでもなく、市民に防災意識を高めてもらうために行いますね

消防操法っていうのは消防訓練における基本的な器具操作や動作の方式の事で、火災消化を想定した訓練として行われています

 

報酬

一応総務省消防庁では1人1回の出動当たり7000円の手当てを、地方自治体に渡す地方交付税の中に含んでいる

実際の支給額を決めるのは地方自治体の条例なのである

なので地方によって額が違う

数千円の手当てを貰える地方もあれば、全く貰えないという地方もあるようだ

 

消防団の問題点

一見、地域のために頑張ってくれる素晴らしい組織のように思えるが問題も多いと言われている

実際私が知っている地方の消防団も問題が多く、よく話が耳に入ってくる

どんな問題点があるかを書いていく

 

拘束時間が長すぎ

近年の消防団に所属する人たちはサラリーマンである事が多い

訓練は仕事の後に行われる(18時~とか)

月に1回以上会議が行われ、火災予防の広報活動に器具の点検

極めつけに飲み会が多い

土日(特に日曜日)に訓練&飲み会が行われる事が多い

 

これを仕事しながら行えばどうなるのか想像してくれ

自分の時間が全くありませーん

ブラック企業に勤めている人並の生活リズムだ、鬱になりそうなレベルである

 

独身ならまだマシだ!

結婚されている世帯なら大問題である

時間が無いので家族サービスが難しくなるし、体も疲れが溜まるので健全な生活が送れなくなるのだ

夫が消防団の活動が忙しいせいで家庭内の空気が悪くなったという話を実際聞いた事がある

 

本来防災は行政の仕事

普通に考えたら分かる話だが、防災は行政(自治体)の仕事なのだ

その対する税金を私たちは納めている

事実上ボランティアのような扱いである消防団に防災の業務をさせるのは非常におかしい話なのである

この矛盾の言い訳に消防団員を非常勤特別職にしているのであろうと考えられる

冷静に考えたら虫のいい話なのだ

 

飲み会が多すぎる

はっきり言ってバカなくらい飲み会が多い

私が勤めていた地方の消防団も頻繁に飲み会をしていた

時代錯誤の飲みにケーションを行っていて「こいつら酒が目的なのか?」と疑ってしまうレベルだ

酒の強要もあるし不参加者に対する風当たりの厳しさにドン引きである

 

消防以外の活動

火を消すだけでなく地域の祭りなどのイベントに参加させられる

実際消防団員に聞いてみると、イベントの度に借り出される始末だそうだ

無論ボランティアなので報酬無し

ただの便利屋さんである

 

人間関係、体育会系が多い

飲み会が多いってだけで察しがつくが、実際人間関係がウザイ

体育会系が多いので上下関係が面倒である

任意での参加であるはずの消防団なのに変に上下関係を押し付けてくるのでウザさが半端ないわけだ

訓練の様子を見たことある人なら分かるだろうが、まるで軍隊のような団もある

大きな声で叱りつけたりする奴もいる

大人になってほとんどタダ働きでアホな奴に偉そうにされて嬉しい気分になるわけないわな

 

消防操法がアホみたい

軽くディスるがご愛嬌

上にも書いたが消防操法とは消火における基本の器具操作などの訓練なのだが、これのタイムを競う大会があるのだ

全国の消防団の多くが大会で上位に行くことを目指して訓練している

完全に様式化した形式主義になっており、実際の火災現場と全く関係無い動きになっている

消火活動の為ではなく大会の為の訓練なわけですよ

 

大会が一番の目標になっているので訓練時間も相当なものになる

毎日訓練する自治会もあり、本人だけでなく家庭や職場にも負担が強いられる状態で本来の意味が失われているといっても過言ではないのだ

中学とかの合唱コンクールの練習に熱を入れまくる女子達なんか全然可愛いもので、消防団はそれを圧倒的に上回るのだ

 

これについてははっきり言う・・・

バカじゃねぇの!?そんなの廃止にしろや!

 

消防団は要らないのか?

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実際問題100%要らないかと聞かれたら「そうでもない」と言いたい

役に立つこともあるのであってもよいと思うが、改善すべき項目はある

若い人達が消防団に入りたがらないのもあって高齢化が深刻化しているので、改善して参加しやすい環境にするべきだ

今回上げた問題点は改善すべき点でもある

これがあるから消防団への参加を敬遠するって人も多いかと思われるからね

 

「昔からこうだから」なんていう思考停止はやめて、さっさと改善してくれ