トモーヌのひとりごと

レゴや音楽、政治などを扱う雑記ブログ

「空気読むのは大切」は人から言われるとイラっとくる

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「空気を読むことは大切」と思っている人は多いと思うんだよね

そう思う人が多いということは「空気を読む」が一般的に善であるといえるわけだ

本当にそうだろうか?

今回は「空気を読む」について考えていこうかと思う

「空気を読む」の定義

その場の雰囲気を察すること、暗黙のうちに要求されていることを把握して履行すること、などを意味する表現。

Weblio辞書

 と書いてあるように、「暗黙のルール」とか「顔色を伺う」も関連する

片方では「言葉には出さないけど分かるよね?」的な心情を相手に望んでおり、もう片方では「~なんだろうな」って言葉に出さずに雰囲気で解釈する

と言えるわけだよね

まあ大体はそれで正解になるから成り立つわけだわな

集団思考>個人思考

日本が「空気を読む」という文化を持つ原因は簡単に言うと集団思考を優先しているんじゃないかなって思う

「多数派が正しいから、少数派はおかしい!(従え)」的な考えになっちゃったりしますよね

例えば幼稚園や小学校のクラスの中で1人が違う行動をしていると、集団行動が出来ないとして問題児扱いされますよね

なので自然に「集団思考が常識」って思うようになっちゃうよね

 

別の例だと「食事は何がいい?」と質問されて「なんでもいいよ」って答えてしまうパターン

自分の意見を言わずに相手に合わる(譲り合いの精神なども)も集団思考の一部です

 

無論個人思考が行き過ぎなのも問題なので一丸に言えないけどね

空気を読むことで何が問題になるのか

意見が言えない

まず考えられるのは自分の意見を言う機会を失う事だよね

「あの時、私が意見を言えば良かったかなー」

皆もこういう経験は無いかな?

その時には空気読んじゃって意見を言えなかったけど、時間が経つと「やっぱ言えば良かった」ってなる事は多いんじゃないかな

もしその時に空気を読む事を恐れずに意見を言ったとしたらどうなっていただろうね?

 

そういう可能性を潰してしまう事があるわけだ

少数派がハブられる

10人中9人が空気を読んで同じ意見で、1人が違う意見とする

こうなるとこの1人がイジメの対象になったり、浮いている存在になっちゃったりする

数の強さは恐ろしく、多数派は同じ意見の者が多いというだけで自分達が正しいと錯覚しちゃう

なので少数派が間違っていると感じやすい

結果として衝突を招いてしまう

正しい判断を誤る

ある人が明らかに間違っている道を行こうとしても、周りが空気を読んで同調すると「正しい」と判断してしまい間違いを起こしてしまう事があります

皆さんの職場でもありませんか?

明らかにおかしいのに誰も反対しないから改善しない

って感じに

集団になると、客観的な善悪の判断が出来なくなると言えるでしょう

戦後の保守系の評論家で山本七平さんという人がいました

彼は旧日本軍の作戦や日中国交回復、イタイイタイ病などを挙げ、科学的根拠皆無である「空気」で決定されたと指摘しています

「皆(国)がこの方向で行くと決めているのに、行けない奴は異端だ」

こういうのも結局「空気を読む」が悪い意味で常識となったから起きたといえるかなと

空気を読まない人のほうが良い?

俗にKYな人は嫌われる事もあるが、トモーヌ的にはメリットもあると思うのよ

理由は簡単で上に書いたデメリットが無いから

自分の意見も言えるし、判断も自分で決める

 

ただ「空気を読む」が多数派なので人間関係において問題になりやすい

「空気を読む」って自主的なものであるべき

ここまで読んでくれた人はこう思ったんじゃないかな?

「それって同調圧力だろ」

「空気読むとは違うんじゃない?」

よく気付いてくれました、その通りなんです

日本人が勘違いしているんですよ、「空気を読む」って行為をね

本来、自主的に行うべきなのが「空気を読む」なわけで、今の日本で起きているのは「同調圧力」なんです

他人に対して「空気を読め!」って強要する時点で成立していませんから

 

だからね、強要する時点で日本人の多くは「空気を読む」のが出来ていないんです

まとめ

トモーヌ的には、過剰な「空気を読む」ばっかなら時間の無駄だろと思いますよ

それよりもある程度、自分の意見を言って議論したりする事が良いと思います

議論するのは喧嘩じゃないわけで、お互いの意見を言い合って1つの結論を出すわけです

よりよい答えを出すためには、立場も関係無く議論すべきでしょう

 

「空気を読め」って他人への要求が過剰になると、ブラック上司みたいな問題児になっちゃいます 

 空気を読むことは絶対的正義ではない!