ネット上のレビュー欄に上から目線の批評を書く人は多いでしょう
YOUTUBEだとゲームに対する批評や採点をするようなコメントが散見されます
いくつか見てみましたが、誹謗中傷や罵詈雑言、もはや批評と呼べるものじゃありませんでした
結果としてコメ欄閉鎖になっちゃったりしますがね
とあるツイートが話題になっています
プロ以外で「辛口批評します」とか「あなたの作品を採点します」とかやっちゃう系の人の99%は、
— 板野かも (@itano_or_banno) July 9, 2019
・素人には他人様の作品を正しく批評する技量はない
・そんなことをする立場にもない
という当たり前のことを弁えていないヤバイ人です。
批評がためになるか否か以前に「近付かない方がいい人」です。
ツイート主は作家さんのようです
まあ煽るような印象を受ける書き方なのでバズるというよりプチ炎上していますね
基本的に私はこの方の主張に同意しますね
その理由を書いていきます
批評が出来る人間が少ない
人の作品・芸術、発表された新作ゲームに対するコメントを見ていると批評と呼べるものは極僅かで、殆どが罵詈雑言が交ざった感想ばっかです
「~と思う」とか「~はつまらない」など、感想をそのまま書いているだけに過ぎません
「私はこう思った!」で終了しているのが『感想』ってわけですね
他の作品に対して批評をするとなれば話が変わってきます
批評するには、作品・作者について理解していることが前提条件なのです
何度も作品を読んだり聞いたり、見落としが無いか確認しながら作品を理解して尚且つ、作者の考えも分析しなくてはいけないのです
完璧と言えるほどに理解してから良い点や悪い点を考えて、相手を尊重しながら助言するのですよ
それだけやっても相手にとって役に立つかどうか分からないんですけどね
批評するには理解力、相手を気遣う心構え、語彙力も必要なので、アホや自己中な人では出来ないのですよ
そういう意味で考えると正しく批評が出来る人間でほとんど見たことがありません
上から目線は『批評』じゃない
勘違いしたアホは「私が意見をしてやった」とか「素人の意見も聞くべきだ」と何様なのか分かりませんが、無駄に上から目線の態度であることが多いですね
この時点で『批評者』ではなく、ただの悪質なクレーマーです
仮に正しいことを言っていたとしても、言い方が喧嘩腰であったり上から目線だと相手にしてもらえません
生産性の無い感想ってやつです
上から目線で批評という名のアホ丸出しの感想文を、人に対して言ったところで相手に不快感しか与えませんので無駄なんですよね
ま、自分のSNSやブログで書くなら自由ですよ
問題は相手にリプを飛ばしたり、相手のSNSのコメント欄に書き込んだりする自称批評家達なのです
人のエリアに乗り込んで自分勝手な感想を言う奴は公害と同じです
素人からのアドバイスはストレスである
ゲームにしろ格闘技にしろスポーツにしろ必ず湧くのが、頼んでもない見当違いなアドバイスをしてくる奴です
はっきり言って迷惑行為であり、作り手からすればただのストレスです
作品は色んな工程を経て作り出されたもので何だかんだで完成しているんですが、結局改善点は後で沢山出てきます(『たられば』ってやつです)
作った本人だからこそ、あらゆる改善点が見えてくるもの
それに比べて素人のアドバイスなんか作り手が後で想像付くレベルのが多くて、「そんなのとっくの前に把握しとるわ」となるんですよね
しかも何故か上から目線の奴が多い
どこの誰なのか分からん奴のアドバイスを鵜呑みにするわけないでしょって話
ま、上から目線でなければ受け入れてもらえることが出来るかもしれません
自称批評家は自分のSNSやブログでやれ
表現の自由がありますので、自分の感想を言うのは自由です
ですがせめて場所を選びましょう
あなたのSNSやブログで思いっきり感想を書いたらいいのです
私も社会ネタや映画とかをレビューと称して感想文を書いていますが、あくまでも自分のブログのみでしかやりません
ツイッターで対象の相手にリプを飛ばして、批評という名の感想文を送りつけるような失礼な真似はしません
これなら文句も言われないでしょう
まとめ
正しく批評することが出来る人は極稀です
ネット上の自称批評はほとんど自己中な感想文で、相手の事を思いやっていません
相手に対して「俺の批評を聞け!人の意見を無視するな」と、自分の低レベルな感想文を無理矢理聞かせようという横暴な態度は止めましょう
「素人は正しく批評する技量がない」は、そもそも批評じゃなくて自己中な感想をぶつけているのがほとんどであるって話でした