またしてもイラっとくる話題ですよ
名門少年野球チームだそうで、監督が少年のミスに怒ってグーで少年の頭を殴っています
ほんとにこういうのを見ると野球嫌いになっちゃいますよ
問題の少年野球球団は「長曽根ストロング」ってチームらしいです
問題の映像
暴行の動画は2本あります
さっそく見てみましょう
少年野球の監督が小学生を殴りつける体罰/暴力の動画- その1#少年野球 #体罰 #暴力 #暴行 #野球 pic.twitter.com/zJzhJPNt2L
— boysbaseballclub (@boys_baseball) August 26, 2018
ミスを指摘していくうちに怒りが収まらない監督は少年の頭を殴っています
少年野球の監督が小学生を殴りつける体罰/暴力の動画- その2#少年野球 #体罰 #暴力 #暴行 #野球 pic.twitter.com/Am716CdcN1
— boysbaseballclub (@boys_baseball) August 26, 2018
整列させて説教といういかにも体育会系が好きなパターンですね
その内の1人の少年を握りこぶしで頭を殴っています
完全にアウトである
このアホ監督は自分で「俺は熱血指導者だ」と妄想しているのでしょうけど、完全にアウトです
刑法に触れてしまいます
指導じゃなく暴行です
なので暴行が発生した時点で警察を呼ぶべきです
時間をあけると有耶無耶にされてしまいますし、訴える側にも迷いが発生してしまいます
殴るところを見た時にすぐ110に通報するのが定石です
当たり前ですが日本少年野球連盟も体罰を認めていません
親が体罰を認めていてもアウト
「ウチの子には厳しくしてあげてください!体罰もOKです」
もし親がこのように監督に言ったとしてもアウトです
免罪符になりません
親の体罰については民法第822条(懲戒)でどうしても必要な範囲、第3者が見て認められる程度ならば認められるといわれています
もちろん度が過ぎれば罪になります
第822条(懲戒)
親権を行う者は、第820条の規定による監護及び教育に必要な範囲内でその子を懲戒することができる。
他人が体罰を行うことは法律上認められていませんので許してはいけないのです
赤の他人の暴力が問題にならない例は緊急性がある場合です
- 少年が誰かを暴行しようとしている場合
- 少年が自らの命を絶とうとしている場合
このような状況下なら問題にならないでしょうけど、訴えられた場合はどうなるかわかりません
このように他人からの暴力って限りなくアウトなのです
強くなるために必要?
体罰の話題になると出てくるのが
「強くなるために必要」
って意見です
結論から言えば必要ではありません
体罰を使って少年達を服従させればある程度の結果は出せるでしょう
「監督が怖いから」
「殴られたくないから」
必死で練習もするでしょうし気を張ります
・・・ただそれだけです
実は指導者側は楽なんですよ
怒鳴って殴っておけば言う事を聞いてくれるから指導が簡単なんです
だから一番手軽で結果を出しやすい指導方法とも言えるのです
あってもなくても生活上、何の支障もないスポーツでミスの度に殴られたら性格がひん曲がってしまいますよ
「体罰=必要」は間違い
体罰容認派は「体罰は正しい」という考えがどこかにあるから必要であると信じたいのでしょう
しかし残念なことに体罰って罪になります
法律違反だし、警察沙汰だし、社会のルールを破っているし
それでも体罰は正しいですか?
少年の時から体罰を与えていたら成長後に他人に暴力を振るう子になる可能性もあります
- 「ミスをしたら殴って教えればいい」
- 「私もそう教えられてきたから」
こう考えてもおかしくないでしょ?
実際、体罰を振るうアホ達は自分たちもやられてきたんでしょ?
あなたの暴力で相手の性格がひん曲がったらどうするんですか?
体罰によるリスクは深刻です
経験上、人に暴力を振るう癖を直すのは容易な事じゃありませんでした
人への暴力行為は感情的になっていることがほとんどで冷静さは全くといっていいほどありません
「カッとなりやすく、発散の方法が暴力」
これが事実でしょう
「他人を思いやって体罰を」って言う人いますが、私は一切信用していません
感情的な状態で相手を思いやる余裕なんかありませんよ
後付けの言い訳にしか聞こえません
体罰で失ったもの
私は親と幼稚園の教諭から体罰を受けた事があります
特に幼稚園の女性教諭の体罰が酷く記憶に残り、幼いながらに「絶対こいつを許さない」って心に誓いました
幼稚園時代で私は「暴力は振るっていいんだ」と考えてしまったのです
結果として私は女性に対して攻撃的になってしまいました
ムカついたら暴言と暴力で解決しようとしてしまい数多くの人間関係を壊してしまいました
それは大人になってからも続きました(DVってやつです)
頭に血が上るとすぐ暴言を吐いて相手を威圧してしまうのです
この時、相手の事を思いやる余裕なんかありません
相手に非があった場合、反省を促す気持ちなんかありませんでした
ただ感情が先走り暴言を吐き続けていただけです
10年以上かかってこの性格を直しました
ですが失ったものは非常に多かった
もし自分にそんな悪い部分がなければどれだけの友達が今もいただろうかと思いますよ
体罰を受けて育つと人に対して感情的になりやすくなり暴力を働いてしまいます
だから私は体罰容認派の言葉は嘘にしか思えないし、無責任な連中と思っています
人に体罰&暴力を働いて人間関係を壊したり訴えられたりと、失うものがあまりにも多い人生を歩むかもしれない
そうなった場合、誰が責任を取ってくれるのでしょう?
取りませんよね?
取れませんよね?
取る気ないですよね?
じゃあ人に暴力を振るのはやめましょう
あなたの暴力で人の人生が狂うかもしれませんよ