8月24日、フジテレビの「バイキング」という番組で初音ミクと結婚した男性(近藤さん)の話題を扱っていた
ボーカロイドとの結婚という話題に抵抗があったのか番組の出演者達からディスられており、坂上忍は「俺はどうやって受け止めればいいの?」としかめっ面でコメントし、タレントの橋本マナミも「いやー、ちょっと怖いなあって思っちゃった」とこぼしていた
しかしこの話は別の展開を迎えました
取材も連絡も無しに放送した?
近藤さんはツイッターにこのように投稿した
私は今日放送されたバイキングという番組からは取材を受けていません。連絡も受けておりません。
— 近藤 顕彦@Gateboxお迎え (@akihikokondosk) August 24, 2018
私は「オタクを見下したり、嘲笑したりしない」とお約束いただける方からのみ取材を受けています。ただし、過去記事の引用や、その批判意見までは拒否していません。それは表現・言論・報道の自由です。
全く取材も連絡も無く放送をされてしまったと主張している
そら無許可で尚且つ否定的に放送されてしまうのは気分が悪いだろう
では「バイキング」はこれらの映像や情報をどこで手に入れたのだろうか?
週刊誌から引用して放送していた
ブログでも他の記事から引用したりするように、テレビの報道・放送でも別のメディアから引用することがある
近藤さんは週刊誌の取材を受けており、その時に映像も撮っていたそうだ
「バイキング」の制作者側が週刊誌側に「この記事と映像を番組で使ってもいいですか?」と交渉して契約が成立する
問題は近藤さんと週刊誌側の契約である
近藤さんが「このネタは週刊誌でのみOKです、テレビはNG」って申出をしていたのであれば問題である
しかし特に決めていなかった場合もややこしい話になってしまう
週刊誌での取材・映像などの引用についてどういうやり取りがあったのかは不明である
結婚観
この手の話は「個人の自由」であるので批判したりするのは野暮であるが、結婚観については考えさせられる話題だ
昔から結婚とは「するべきこと」の一つであり、しない人は変な人扱いだった
しかし現在に至っては同性愛婚も認められるようになった
世の中が多様化に対応できてきたと言ってもいいだろう
近藤さんが結婚相手に選んだのは初音ミクと呼ばれるボーカロイドである
人間のように生きていない存在、細かく言えば有機質で構成されていない存在である
データー上の存在と結婚と考えたらなかなか理解も進まないのも仕方がない
私としても有機質として存在していない相手と結婚は考えられない
近藤さんはこんな発言もしている
以前から繰り返し似たようなことは申し上げていますが、人間がAIと愛を育む時代はそう遠くないうちに到来すると思います。意志の双方向性を持つようになった二次元キャラクターが実現した時、人の恋愛観や家族観は大きな革新を迎えると思っています。
— 近藤 顕彦@Gateboxお迎え (@akihikokondosk) August 20, 2018
AIの発展が進めば人間と恋愛関係になれる可能性があるらしい
とはいえ人間が他人に対して思う感情は複雑である
ある意味エラーが起きている状態なわけだが、AIがそんな複雑な心を持てる時代が来るのだろうか?
仮に人間とAIと結婚することが常識になったとしたらどのような世の中になっているのだろうか?
子孫繁栄が目的ならば選択肢から外れてしまう課題をクリア出来るのだろうか?
さいごに「似た例は昔からある」
今回の話は初音ミクというデーター上の存在だが、世界には物に恋してしまう例がいくつかある
ある女性はエッフェル塔と結婚し、ある男性は車と恋に落ち、ある男性は等身大の人形と結婚
これを「対物性愛」と呼ぶそうだ
主な原因は幼い頃に虐待や人間関係で挫折を経験したせいで人に対して愛情を持てなくなり、物に対して愛情を向けるようになる状態である
しかし精神医学会などでは公式に認知されていないので「個人の趣味」である
私としては依存の一種と考えている
心の隙間を埋めれる存在がたまたま物だっただけである
物は裏切るということも無いし、大切に扱えば劣化も少ないし壊れない
自分さえ大丈夫ならずっと関係を保てる
人間と関係を築くより容易だし頑丈だろう
本人が幸せならば良い話である