ゲームの歴史には、名作だけでなく“迷作”も必ず存在します。
どの時代、どんなハードにも、“なぜこうなった”と思わず首をひねってしまうゲームがあるものです。
「クソゲー」の定義は人それぞれですが、たとえば
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ゲームがバグりやすい
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ロード時間がやたら長い
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ルールや操作が分かりにくい
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原作とかけ離れている
このあたりに当てはまると、多くの人が「う~ん……」と感じてしまうはず。
今回は私が“伝説級”だと感じたゲームボーイソフト『タスマニア物語』について語りたいと思います。
ゲームボーイの『タスマニア物語』とは?
このタイトルにピンときた人は、もしかすると40代前後かもしれません。
『タスマニア物語』は、1990年公開の日本映画を原作とするゲームボーイ用ソフトです。
ちなみに映画は、田中邦衛さんや薬師丸ひろ子さんが出演し、音楽はあの久石譲さんが担当。
映画自体は感動的なストーリーと美しいサウンドでヒット作となりました。
しかし、ゲームとなると……その内容はかなり“個性的”だったのです。
ゲーム内容にツッコミが止まらない!

ゲームを起動してみると、まずオープニング。
雰囲気は悪くない。「映画っぽいな」「これは冒険ゲームなのかな」と一瞬期待が高まります。
が、実際にゲームが始まると、画面中央に謎のキャラクター。
「誰!?」というのが第一印象です。映画で見たこともないデザイン。
敵キャラも見たことないような不思議な生き物ばかり。
ゲームの目的は、敵を避けつつサボテンを全て回収するというもの。
「なぜサボテン……?」と疑問符が頭をよぎります。
画面下の両端にはトランポリンのようなものが見えるのですが、ジャンプ力が絶望的に低く、上の段に行くのが至難の業。
唯一のアイテム“爆弾”も使えるのですが、原作映画にはそんなアイテムは当然出てきません。
さらに、敵に一度でも当たると即アウトというシビアさ。
ロックマン顔負けの難易度で、初心者はまず進めません。
BGMは、オープニング含めて2曲だけ。
しかもゲーム中はポーズ機能が無く、一度始めると中断もできません。
全体的にキャラクターは黒一色で塗りつぶされていて、グラフィックもかなりシンプルです。
映画と全く別物!?

せっかく名作映画を題材にしながら、ストーリー性やキャラクターの個性はほとんど再現されていません。
世界観や雰囲気も原作とはかなり違っていて、原作ファンからは「???」となること請け合い。
発売元はポニーキャニオン。映画は素晴らしいのに、なぜかゲームはここまで独自路線を貫いてしまった……。
BGMの少なさやキャラクターデザインも、当時の他ソフトと比べても、かなりシンプルな仕上がりです。
しかも、オープニングがスキップできない仕様。プレイを始めるたびに同じ説明文を見せられるので、地味にストレスが溜まります。
クリア難易度も“伝説級”!

ゲームの難易度は非常に高く、1ステージも突破できず終わることもしばしば。
サボテンを全て集めるのは至難の業。
“エンディングを見た人は本当にいるのか?”とすら思ってしまいます。
「名作映画の雰囲気を期待してプレイした人が困惑する」
「操作もシビアで、BGMは2種類、オープニングスキップ不可」
“伝説”と呼びたくなる個性的なゲーム体験です。
まとめ:一度は体験してほしい伝説の迷作
『タスマニア物語』(ゲームボーイ版)は、
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映画とはまったく別物の内容
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BGMは2曲のみ
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圧倒的なクリア困難さ
という、“迷作”の魅力(?)が詰まった一本です。
もちろん、時代背景や制作事情もあったはずですが、今プレイしてもツッコミどころ満載。
もし「これを超えるインパクトのクソゲーがある!」という方は、ぜひ教えてほしいです。
ちょっと勇気がいるかもしれませんが、機会があれば皆さんもチャレンジしてみてください!