「ブラック企業」という言葉は生まれてまだ数年程度です
昔から違法労働はよくあるものでしたが、近年になって社会問題として扱われるようになりました
本来「ブラック企業」って言葉は正しい言葉ではありません
「違反企業」や「違法企業」が正しい表現です
今回はブラック企業と戦う方法を書いていきます
戦うための準備
泣き寝入りしていても仕方がありません
基本的に戦わないとあなたは救われないのです
まずやるべきことは戦う準備です
過去記事でも書いてありますが、改めて書きましょうかね
私が実体験を元に書いていきますよ
記録を取る
記録っていっても色々あるが、まずは出退勤の記録だ
何時から何時まで仕事をしていたかの記録は必ず必要になる
ここで言う「仕事をしていた時間」は会社の管理下におかれている状態を指す
残業の場合でも同じで、「残っていないといけない&仕事が終わらないと帰る許可を暮れない」ってニュアンスでも会社の管理下におかれていると認められる
一番簡単なのはSNS(ツイッターなど)で画像つきの日記をつけることだ
会社にいると分かる画像で時間の記録も残るのであればOK
「画像が公開されるのはちょっと・・・」
こう考える人はSNSの設定で非公開にしておけばOKだ
これ以外でも時間の記録を残せる方法なら全然OKだ
ICレコーダーを用意する
職場内で暴言などのパワハラ行為が起きているのであれば証拠を残す必要がある
しかし携帯で撮影しようとするのは難しい
そこで役に立つのがICレコーダーである
※microSDカードが必要
私は問題が起きそうな日は常にICレコーダーを持ち歩いている
例えば飲み会などでは酒の強要が起きやすい
そこでICレコーダーで録音しておけば訴訟の際に有利になる
32GBのmicroSDカードの場合、WAV形式で10時間以上記録出来るので、飲み会前に録音開始しておけば全て録音可能なのだ
ICレコーダーは小さい音でも正確に拾うので安心である
スマホでも録音機能はあるがバッテリー消費の問題や音を全て拾えるかどうかは保証出来ないのでICレコーダーで録音する事をオススメする
労働基準法を覚えよう
戦うには知識が必要だ
ここでの戦いのテーマは労働なので、労働基準法を覚える必要がある
ネットを開けば沢山の情報が出てくるし、法テラスなどのサイトもある
自分なりの方法で労基法を覚えよう
最初はとっつきにくいかもしれないが、自分が抱えている労働問題と照らし合わせていくと、覚えることが楽しくなるし「マジかよ!」と驚くだろう
転職先を探しておこう
仕事を辞める事になっても雇用保険に加入しておけばある程度の収入は保証される
ちなみに会社側に労基法違反などの違法行為が認められている場合の退職は「会社都合」になる可能性がある
とはいえ無職状態が嫌な人もいるだろう
そうなると必要なのは転職情報となるわけなのだが、ハローワークは無料であるが故に質の悪い求人も多いのでオススメ出来ない
優良な転職サイトで次の職場を探したほうが良いと思います
退職する場合は時期を決めよう
まず退職の意思表示をするタイミングですが、一般的にボーナスを貰ってからが良いと思われます
理由は支給前だと減額や支給無しにされる恐れがあるためです
ボーナスが貰えない企業の場合はいつでもOKです
専門家に相談し労基監督署へ通報
ここまで準備したら次に行うのが労基監督署への通報です
基本的に証拠などの準備も無しに労基監督署は動きません
なので通報前に専門家などに相談することをオススメします
労基への通報は匿名でも可能ですが、会社にバレてしまう可能性がありますので覚悟が必要です
辞めるつもりなら気が楽ですが、会社に残るつもりの人はここで弱気になってはいけません
あなたは被害者で会社は加害者なので容赦してはいけないのです
まとめ
イメージ的には警察に通報する時と同じだ
- まず証拠を揃える事
- 必要な知識を得ること
- 誰かに相談すること
- 会社と戦う意思を持つ事
これらが揃えばあなたは強くなる
まず負けないでしょうから自信を持ってください